暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第269話 ユイの探求心と京都旅行
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飛んで宙にホバリングした状態でクラインの方を向いて首を傾げた。

「………? クラインさんは女性の胸部が好きなんですか?」
「っ……、ゆ、ユイ??」
 
 慌ててリュウキがユイを掴もうとしたんだが、クラインの返答の方が早い。

「おうっ 男の子なら、みーんなそうさ!」
「パパも、ですか? パパやおにいさんも?」 
「その通り! 嫌い〜 なんて言うやつに嫁さんなんか出きる訳ねーってよ! なー、リュウの字!」
「……コラコラコラ。ユイに変な事教えるなよ」

 変な方向へともっていこうとするので、慌てて止めようとするリュウキ。そこへキリトも合流。タイミングが良いのか悪いのか判らない。

「何の話をしてるんだ? 3人で」
「あ、パパ。クラインさんが教えてくれたんです。男の人は女性の胸部が好きだ、と。ですから、パパも好きなんですか?」
「胸部、って…… なっ!? お、おい。何変な事ユイに教えてんだよ。リュウキも止めろよ」
「……今まさに止めてた所だが、……探求心が強すぎるよ。キリト。パス」
「だから、んなキラーパスばっかりするなよっ!!」

 キリトとリュウキが言い合ってる所に、アスナやレイナと言った女性陣が急接近。
 そして、こんな時に限ってクラインはまるで閃光のような速さで、外へとエスケープ。ちゃっかり他のメンバーには風林火山のメンバーからの呼び出し〜と語って。

「皆で何を話してるの??」
「あはは。キリト君とリュウキ君、またケンカ? ほんと仲良いんだからー」

 アスナとレイナの接近に正直冷や汗が止まらないキリト。このタイミングで、女性である2人がやってきたら どうなるか。ユイが何を話すか、……わかる。判りたくないが、止める術が思い浮かばない所で、ユイからの地雷、爆弾投下。

「パパ、おにいさん。ここにいる皆さんの中で誰の胸部が一番好きですか?」
「きょう、ぶ……、きょうぶ、って……」
「……え、えええっ!?」

 ユイの『皆さん』と言う言葉には、アスナやレイナだけではなく、本当にこの場の全員。いつものメンバーに加えて、スリーピングナイツの皆も含めた大所帯。おまけに女性率が高いのも悩ませ所だ。

「キリトくん……、それにリュウキくんも……? 私たちから離れてユイちゃんに何を教えてたの?」
「そうだよ……! そ、そういうのを教えるなんて……っ」

 呆れ顔、と言うより冷ややか顔? いえいえ、怒った顔? 兎も角 あまり宜しくない顔をされてらっしゃる事がよく判る。

「断っておくが、オレじゃない。クラインがな……」

 と、リュウキは掻い摘んでではあるが、弁解。
 被害少なく終わらせたかったのだが、掻い摘んで説明する最中、メンバー集結。おまけにちゃんと説明をはじめから聞いてなかったか
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