暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第269話 ユイの探求心と京都旅行
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人を見て、今度は玲奈の歯止めがきかなかった。


 つい数秒前に、『疲れちゃった』と言っていたのを忘れたかの様に、俯かせてる隼人に飛びつき。

「次は私のばんだもんっ!」

 勢いそのままに、玲奈は持てる知識の全てを総動員した。
 大切な人に、愛する人に、気持ちよくなってもらいたい一心で、玲奈は只管頑張る。男の子を象徴させる所を……、大切に、愛おしく、それでいて激しさも兼ね備えさせ。

「れ、れい……ッ、あっ、あ……っっ、あっ…… ぅ……」

 思わず隼人が声を上げる。これだけでも玲奈は高難易度のクエスト序盤をクリアした気持ちにもなれた。

 でも、玲奈は そこで終わるつもりは無い。頑張ってきたのだから。発揮できる所はここしかないんだから。

「……次は、私、わたしが、はやとくんを…………」

 火照った身体を、その火照った部分へと近づけ、まだまだ拙いスキルではあるが、総動員させて、隼人をご奉仕したのだった。――――その後の詳細は省く。





















 夢のような旅行もこれにて終わり。

 でも、一番大変だったのが翌朝だったかもしれない。隼人と玲奈が一緒に皆と合流した時―――根掘り葉掘り質問攻めにあったから。
 純粋な疑問を持って聞くユウキだったり、ただからかう様に聞くリズだったり。……殆どリズの様な感性での質問タイムだった。

 隼人はクールに躱す事が出来たのだが、玲奈はなかなかそうはいかない。楽しかった。沢山沢山話す事が出来た〜と当たり障りのないセリフばかりを連呼するものだから。それも顔を赤くさせて。

 最終日、家への帰還までの間いろいろな意味で悶々とさせる。リズやシリカは羨ましい! と嘆いていたが、それでも幸せそうな2人を見れたのだから、と納得し、アスナはキリトへと連絡をすっす、と入れて、スリーピングナイツの皆も大きな声で笑う。

 そんな笑顔で、この旅は締めくくったのだった。
 

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