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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第269話 ユイの探求心と京都旅行
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化す為に やや強引に隼人の唇に吸いついた。ちょっとムードが……、と玲奈がやや落ち込み気味と言えるのだが、時と共にそれも薄れる。
隼人の唇に触れて、隼人に触れる時が長ければ長い程に、蕩け合う。長く長く……求める。求めあう。
「………玲奈」
「………隼人くん」
2人を止める障害などはこの世界にはもう無い。
いつもの世界であれば、割って入る影のひとつやふたつはあるだろうけれど、この世界ででは、この部屋では無い。
単純な話、オートロックになってるから乱入する術もないが、元々 他の皆は空気を読んでくれた。明日奈が引き留めたから、と言う理由もあるが。
やがて、身体の芯から熱くなった2人は絡み合い、そっと いつの間にか敷かれていた寝具の元へ。
既にたどり着いた時には 互いの浴衣がはだけて其々の煌びやかな身体が露になった。
その瞬間、隼人は少々考えてしまう。玲奈は下着をつけてこなかったのだろうか? あるいはここで? と。でも直ぐにその疑問は露と消える。
露になった彼女の姿を目にした瞬間から。
ミロのヴィーナスも真っ青。まさに裸足で逃げ出しそうな程の身体。現実世界に帰ってきて『エクササイズは欠かしていないよ!』と言っていたのにも頷ける引き締まった身体。起伏に富んだと言える。……何より、やはり隼人も男の子だから、最後に目が向かうのは白く透き通った二つの大きな膨らみ、その頂きの淡い桃の蕾は、風も吹いていないのに、少し揺れている。玲奈は着痩せするタイプだったのだろうか、普段のそれよりより一層大きく感じられた。
そして 玲奈も同じ気持ちだ。
大好きだった人の身体を……自身はどれだけ知らなかったのだろうか、と思えた程だった。
隼人の姿。引き締まった身体。着痩せするの? と思える程にがっちりとしていて、凄くたくましさもあった。ムキムキマッチョ! と言う訳ではないのだが、凄く頼りになり、尚且つ安心できる。すべてを包みこみ、守ってくれる。今までも、これからも。それらを全て感じられる様な身体がそこにあった。
それらを前にして、もう我慢などは出来なかった。元々我慢するつもりは無かったが、それでも。互いが互いを求めるように、強く抱きしめる。
無論、今回が初めてではない、……が、こればかりは慣れたりはしないだろう、と隼人は、いや、玲奈も同時にそう思う。
互いを思う気持ちは、求める気持ちはもはや臨界点。狂おしいとさえ思う愛しさが身体中から沸き起こり、互いを求めあい続ける。
「れいな……れいな……」
「……はやと、くん。とど、けて。……わたしの身体、はやとくん、を………」
頬をこれでもかと紅潮させた玲奈は耳元でそう囁く。
言葉で返すよりも、
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