暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第269話 ユイの探求心と京都旅行
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〜新生アインクラッド 第22層 キリトとアスナの家〜


 大会も終わり、キリトとアスナの家で盛大に打ち上げを開催。

 ネット放送局《MMOストリーム》で生中継されていた統一トーナメント。

 中でも準決勝、決勝戦は 永く永く語り継がれるであろう程のものだった。ひっきりなしに再放送も繰り返され、その盛り上がりは世界中が震えた、とも称され終了後も暫くは継続されていく程だった。

 元々広く名の通っていたRYUKIの名は勿論の事、ユウキの名もALOの枠を超えて ザ・シード連結体(ネクサス)に広く鳴り響き、その決闘シーンは、様々なPV動画でも使用されたとか。ユウキ達は大いに楽しみ、方やリュウキは大いに頭を悩ます結果になったのは言うまでもなかった。

 至る所で戦ってる姿が放映されているのだから。ため息吐くところを何度も慰められたりもしている。キリトも同じくだ。準決勝でユウキと殆ど互角の戦いを繰り広げ、タイムアップ時の僅かなHPの差で敗退したのだから、この3強が今大会の見どころ〜 と言うところで何度も何度も何度も………。

「……肖像権の侵害だー、と言った感じで、ダメ元でいろいろと告発してみるか? ALO内ならまだしも、他の世界にもか。……せめて『使って良いですか?』みたいなの、一言くらいあっても良いと思うんだが」
「デジタルタトゥーみたいなもんだから、終わりなんか無いと思うぞ? あー、でもリュウキなら、終わらしそうだけど、……色んな意味で」
「何だよ、色んな意味で終わらすって。それに言ってみただけだ。あんな楽しそうにしてるのに、無粋な真似はしないよ」

 本当に対照的に楽しそうにはしゃいでいるユウキ達に目を向けた。
 まだ熱も冷め止まぬ〜 とはこのことで、早速再戦オファーがきた。レイナ曰く、『玩具を前にした子犬みたいっ』との事。言われてみれば、(見えない)しっぽを振り振り〜と左右に振らせて興奮しているのが見て取れる。

「早速の再戦のオファーを受けた時は少々げんなりしたけどな……」
「うへぇ。それは判る気がする。ユウキを相手にするのは かなりしんどいし」
「当のユウキはあの様子だ。ほんと疲れ知らず、と言うヤツだろうか……」
「確かになぁ……。子供の様にはしゃぐ姿は微笑ましいって思うけど、パワーがヤバすぎるから」

 キリトの苦笑いを見て、よくよく考えてみると、確か子供の体力は凄まじい、と聞いたことがリュウキもあった。沢山遊んで遊んで、とはしゃぎ、それに合わせて付き合っていた大人があっという間に音を上げる事も多々あるらしい。

 実をいうと楽しかったのはリュウキ自身も同じだ。それに正直な所 ユウキに付き合うのは吝かではない。

 ……でも、それ以上に周りが異様な盛り上がりを見せるので、正直躊躇しているとい
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