暁 〜小説投稿サイト〜
東方幻想探偵
4.W爆誕/二人で一人。二色のハンカチ
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こっちも行くぜ」
 俺たちもJokreメモリをマキシマムスロットへ差し込む。
『Joker!Maximum Drive!』
『BAKUSO!Critical Strike!』
 座席から飛び上がり、竜巻が起こり俺たちをさらに上へ押し上げる。
 エネルギーをまとったてゐがモータスへと突撃していく。
「ハァ!」
 竜巻によって、一瞬だけ空中に浮遊する。
『丞一さん。併せてください!』
「はい?どゆこ」
 早苗に体の操作を奪われ、ドロップキックの体制を取ったと思ったら、なんとなんと体がまっぷたつに割れた。
「「割れたぁ!?」」
 俺とてゐの心からの叫びが竹林に響いた。
 右側の早苗が先行し、俺の蹴りが時間差で直撃した。
『ハァ!』「オラァ!」
『会心の一発!』
『Game Clear!』
 ポップな曲をバックにガイアメモリが砕ける瞬間を俺は確認した。







 後日談。

『報告書
 
 あの事件の後、俺とてゐは何も言わずに別れた。そもそも戦う必要のない相手同士だったのだ。お互いの立場もある。必要以上に関わるべきではない。少なくとも今は。
 そして、この前の事件によって俺たちの幻想郷移住計画は延期になった。やはり、向こうでもガイアメモリ絡みの事件は後を絶たないようだ。さらにあのバグスターウイルスなるもの。これからもまだまだ強大な敵が現れることになるだろう。パワーアップアイテムだけではなく俺も強くならなければならない。なぜならもう俺は一人ではないのだから。』


「よく書きますね。それ、私的なものでしょう?」
 そう。報告書だのなんだ書き連ねたがなんてことはない。ただの私的な日記だ。
「こうしないと事件が終わった気にならなくてね」
 親父の残したタイプライターであらましを残す。一種のルーティンワークみたいなものだ。
「そういえばずっと聞こうと思ってたんだ。早苗、あれどこで手に入れたんだ?」
「……ダブルドライバーと残りのメモリのことですね」
 そう、あのときあのピンチの場面でWになった。できすぎてる。
「あれは紫さんから渡されたんですよ」
「紫さんから?」
「ええ。スキマから観戦していて、頃合いを見計らって私に渡してきたんです」
 幻想郷に蔓延るガイアメモリに闇にそれを流通させているであろう何か。
 そして、俺のもつ特殊なメモリに対応しているドライバーとメモリを渡してきた八雲紫。
 何か関係があるのだろうか。
 そして、てゐも気になることを言っていた。
『さすがはちまたで有名な仮面ライダーだな』と。俺たちのような存在が他にもいるのか?
「それよりも丞一さん。君は知っているかい?ジムカーナと言うものを!」
「………また、余計なもんに興味を引かれやがって」
 だが、
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