第四章
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「実際ね、けれどね」
「おうどんは特によね」
「何か決定的にね」
「違うわよね」
「ひいてはラーメンも」
こちらもというのだ。
「何か違うわよね」
「醤油ラーメンでもね」
「お醤油が違うから」
「そうそう、お蕎麦はいいけれど」
こちらはというのだ。
「それはいいけれど」
「おうどんやラーメンは」
「どうにもね」
よくないとだ、二人で話した。スタッフも二人のその会話を聞いて言ってきた。
「二人共東京のおうどんに馴染めてないんだね」
「ですからもう食べてないです」
「東京でおうどんは」
「ラーメンもです」
「あまり食べてないです」
「やっぱりね、大阪なんだね」
スタッフもこのことがわかった。
それでだ、こう二人に言った。
「じゃあ後で美味しいお店紹介しようか」
「おうどんですか?ラーメンですか?」
「どっちですか?」
「ラーメンだよ、屋台のね」
こちらのというのだ。
「それ食べに行く?」
「そのお店何処ですか?」
「何処にあるんですか?」
美味しいラーメンと聞いてだ、二人はスタッフに目を輝かせて尋ねた。二人共大阪のラーメンは好きだからだ。勿論うどんもだ。
「それで」
「何処にありますか?」
「うん、大阪城の方でね」
そこにあるとだ、スタッフは二人に屋台出るその場所も地図を渡して紹介した。そして二人は収録が終わった後で。
その屋台に行った、夜なので大阪城は見えない。だが大坂城がそこにあることを意識してそのうえで屋台に入ってだった。
二人共ラーメンを注文した、そのラーメンは醤油ラーメンで麺のコシはしっかりしていて風味はよくスープも美味しくコクがあった。
それでだ、二人で笑顔で言い合った。
「美味しいわね」
「そうよね」
「麺もしっかりしてるし」
「スープも美味しくて」
「チャーシューもいい味ね」
「薬味も生きていて」
かなりのことで高得点だというのだ。
「これはいいわね」
「今度マネージャーさんと三人で来ようね」
「それいいわね」
「夜のラーメンって太るけれど」
アイドルには天敵であるのは言うまでもない。
「けれどね」
「このラーメンは美味しいから」
「マネージャーさんと三人でね」
今度はとだ、こうしたことも話した。
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