第二章
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「お風呂があればそれに入るだがや」
「飲んですぐに入ることは危険だ」
「なら歩いてだがや」
「酔い醒ましか」
「程々に歩いてそうするだがや」
坂口はそんなことを話しながらテキーラを飲みタコスを食べた。そして室生と共にしこたま飲んで食べてだった。
店を出た時二人はかなり酔っていた、だがこの時メヒカリは暑く酔いもあって二人は汗をかきだした。
その汗を拭いてだった、坂口は室生に言った。
「この暑さなら歩いているとだがや」
「自然とだな」
「汗をかいてだがや」
そうなってというのだ。
「酒が抜けるだがや」
「そうなるな、確かに」
「神託が何かがわからないだぎゃが」
それでもとだ、坂口は室生と共に今は普段より賑やかになっている街の中でその彼に対して述べた。
「それでもだぎゃ」
「神託の前にだな」
「この暑さの中歩いているとだがや」
「自然と汗をかいてな」
「すっきりするだがや」
「数時間程でな」
室生も言った、そうして二人で祭りの定番である出店を見て回り歌や踊りを見た。そして興行も見たが。
巨大な鉄の巨人、七メートルか八メートルもある彼等が激しい音と衝撃を撒き散らしつつぶつかり合っているのを見てだ。坂口は言った。
「一瞬巨人かと思ったぎゃ」
「鉄の巨人とだな」
「しかし鉄の巨人は倍以上大きいだがや」
「だから違う、ゴーレム族に似ているが」
その姿形がだ。
「ゴーレム族だとな」
「あそこまでおおきくないだがや」
「平均身長二メートルを超える種族だが」
こうした種族は他にはサイクロプスやオーガ、バーバリアン、それにフランケンシュタインといった種族が他にある。
「それでも二メートル五十は稀でだ」
「七メートル八メートルは」
「有り得ない」
「じゃああれ何だがや」
「わからない。何だ」
室生も疑問に思うことだった。
「あれは」
「あれはマシンだよ」
「マシン?科学のだがや」
室生は自分に言ってくれた地元の者と思われるゾンビの男に尋ねた。
「それだがや」
「ああ、人が乗り込んで動かすな」
「ああ、ロボット兵器だがや」
坂口はここで自分達の世界の言葉を出した。
「それだがや」
「ロボット?科学で動くかい」
「それだがや」
「ああ、俺はマシンって言ってるけれどな」
「ロボットだがや」
「それになるな、とにかく人が中に乗り込んでな」
そうしてとだ、ゾンビの男は坂口にあらためて話した。
「そうして動かすんだよ」
「そうした遊びだがや」
「今この街で大人気でだ」
「お祭りにもだがや」
「こうして出てな」
そしてというのだ。
「大人気なんだよ」
「そういうことだがや」
「そうか、これだけのものを開発し製造するとは」
室生はそのぶつかり
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