第11話:半壊の奇跡
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ンに弾き飛ばされたシュリモンがキリハとメイルバードラモンを背後を取る。
「ぬうっ!?」
メイルバードラモンはシュリモンを薙ぎ払おうとするが、それをかわしながら接近し、右腕の手裏剣をキリハの首に。
「動かないでキリハ君…今、ダークナイトモンを失うわけにはいかないの…!心配しなくても私がその穴を閉じさせは…」
「サイバードラモン!」
ネネの言葉を遮ってキリハはサイバードラモンに指示を飛ばす。
「俺が殺されたら、そいつの身体を完全に破壊しろ」
「なっ…!」
「頭を砕かれれば死ぬ手合いとは限らんぞ」
「(…何という胆力だ…安い見栄から蛮勇に走っているのではない。最大限の保身を保ちつつも目的のため不足があれば命を懸けて補うという覚悟…!!凶犬と評するのは些か礼に欠けるか…虎だな…この少年は)やれやれ…我がジェネラル・ネネといい、君といい…そして工藤タイキ君達といい…どこまでも人気者だな彼は。それほどまでの魅力が彼にあると言うのかな?」
「この俺が認めた男だからな。奴は軟弱な現代人とは違い、どのような苦境にも真っ向からぶつかっていける男だ。奴と工藤タイキ達を手に入れ、最強の軍を作り上げる。邪魔をするならば貴様らを始末するだけだ。」
「ど…どこまでも自分勝手な奴だなあいつ…第一現代人って言ったらあいつもだろ…!!」
「でもキリハさんの言っていることは間違っていませんよタイキさん。大輔はどんなに厳しい状況でも諦めたりしない強い奴ですから」
「賢ちゃん…うん、そうだね…」
タイキがキリハを嫌そうに見ながら言うと、賢はキリハの言っていることは間違っていないと言う。
実際キメラモンとの戦いでは絶体絶命の危機はいくつもあった。
しかしヒカリ達が諦めた時、大輔のみ諦めなかったからこそマグナモンと言う奇跡を起こせたのだ。
ただいま現在進行形で奇跡を起こしている最中でもあるわけだが。
「よし、出口だ!!マグナモン!!スパロウモン!!頼むぜ!!」
「「OK!!」」
「みんな、ただいまー!!」
超高速で帰還したマグナモンBMと大輔。
途中でサイバードラモンを吹き飛ばしてしまったが、それを見たタイキ達は驚愕、キリハは笑みを浮かべたのであった。
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