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クロスウォーズアドベンチャー
第11話:半壊の奇跡
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力だわ!失うわけには…』

「ダークナイトモンとネネさんの声…しかし物騒な会話だな。険悪そうだ」

『一戦力のために計画に支障をきたしては本末転倒だろう!下がりたまえ、今すぐそのゲートを閉じる!』

「やべえな、早くブイモン達を…お!?」

大輔はブイモン達を発見してそちらに向かう。

「初めて会った時は僕も赤ちゃんだったし、ネネ達もこの世界に迷い込んだばかりでさ!お互い右も左も分からずにそりゃあ大変だったんだ。」

「達?ああ、ネネと出会った時に他にも誰かいたのか」

「うん、コトネって言ってネネの妹なんだけど、3人で力を合わせてあちこち渡り歩いて、行き着いたシノビゾーンのモニタモン達と仲良くなって、やっとジェネラルやデジクロスについても教えてもらえたんだ!」

「それで?」

「けど、しばらくしてコトネの具合が悪くなって、ずっと眠ったまま目を開けなくなったんだ。」

「眠ったまま?…もしかして病気か?」

「分かんないよ。その時なんだ。あいつらが…スカルナイトモンとデッドリーアックスモンが里にやってきたんだ!あいつらコトネのことを助けてやるからってネネと取引きして…」

「スカルナイトモンとデッドリーアックスモンって何だよ?」

「ダークナイトモンだよ。あいつはスカルナイトモンとデッドリーアックスモンがデジクロスした奴なんだ。」

「へえ〜、それならあいつの強さも納得だ」

「僕はあいつら嫌い。あいつらのチームに入ってからネネちょっとだけ怖くなっちゃったし…って…」

「ふんふん、よしお前らについて結構分かったぞ」

ブイモンはおにぎりを完食し、ゴロリと寝転がる。

「いけない!これ秘密だったっけ!馬鹿っ!余計なこと聞くから…げぼおっ!?」

「やかましい、お前が勝手に喋ったんだろ」

スパロウモンの口を殴って強引に黙らせるブイモン。

それを見ていた大輔は苦笑しながら歩み寄る。

「あ、大輔」

「なあ、スパロウモン。どうせならもっとネネさんのことを教えてくれ。どうしてあんな風に寂しそうな顔をするのかを…」

「大輔…大丈夫か?」

「ああ、でも少し腹がキツいから歩いて消化させてくれ」

腹をさすりながらブイモンから水筒を受け取り、水を一気飲みした。

「サンキューブイモン。助かったぜ」

欠片の地面を歩きながら、大輔はケーキ消化のために軽く歩き始めた。

「ネネさんはコトネちゃんを助けるためにダークナイトモンと取り引きしたんだよな?じゃあ、ダークナイトモンの目的は?あいつ、親切そうには全然見えねえぞ」

「さあ…ネネは知ってるみたいだけど僕は聞いてないよ?」

「計画に必要な3人のジェネラル…俺やタイキさん達を使った何かの儀式に
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