第8話:戦いの終わり
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はタイキにある物を投げ渡す。
それはスノーゾーンのコードクラウンであった。
「あ、これ…」
「スノーゾーンのコードクラウンじゃないですか、キリハさん手に入れてたんですね。じゃあ、どっちみちコードクラウンを手に入れるにはキリハさん達と戦わなきゃいけなかったんだ…」
大輔とヒカリがタイキの掌のコードクラウンを見つめる。
「コードクラウンは勝者にこそ与えられるゾーンの支配者の証だ…故に今はお前達に預けておく。いずれお前達が俺の部下になるまではな!また会おう!!」
メイルバードラモンに乗り、この場を去って行くキリハ。
「勝手なこと言うなーっ!!」
「もう二度と来なくていいっシュよ〜!!」
「どっかでバグラ軍にやられちゃえー!!」
「まあまあ、キリハさん達との戦いでドルルモンは完全に仲間になったし、俺達だってマテリアルクロスとかジュエルビーモン…X4、色々大きな物を手に入れられたじゃないですかー。おーい、キリハさーん!次は俺負けませんよー!!絶対にまた勝負しましょうね!!!」
【余計なことを言うなー!!】
キリハに再戦を望む大輔に全員のツッコミが炸裂した。
「…だそうだぞキリハ?」
「フ…本宮大輔…不思議な奴だ…それに…(不思議と言えば奴もそうだ。自らの才や可能性には興味が無いなどと言いながら、他人の馬鹿げた夢のためには命すら賭けてその才能を使う。だが…何だろうな、奴らと競い合うことが俺自身の可能性を開くようにも感じる…)」
キリハは笑みを浮かべながらこの場を後にした。
「別にキリハさんは悪い人じゃないと思うんだけどなー」
「それは大輔君だけじゃないかなあ…」
大輔の言葉にヒカリは顔を引き攣らせながら言う。
一方デジタルワールドのどこかで戦いを見ていた存在であるタクティモンは全てを見届けるとこの場を後にしようとする。
隣のリリスモンがタクティモンを見遣る。
「あら…コードクラウンは?スノーゾーンからは手を引くの?」
「奴らを倒すのは何時でも出来る…デジクロスと失われた進化の力…些か興味が沸いた…今少し泳がせて様子を見るのも悪くない…」
「(あらあら…パーフェクト優等生のタクティモンさんが今日は妙に燃えていらっしゃること!久しぶりに大暴れしたからかしら…でも分かるわぁ…あんなに可愛い男の子達なんですもの…タクティモンに内緒で私が食べちゃおうかしら…!)」
そして此処とは違う場所で一部始終を見ていたネネ達は…。
「で…我らが姫君はこの者達をどう見るかね?」
「みんな充分な素養の持ち主だと思うわ。けど、タイキ君とキリハ君の色は純粋過ぎて…きっとあの2人は混じり合わないわ…」
「それは残念だ…!あれだけの素材だと
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