第7話:シャウトモンX4
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
キュ!!」
「よし、見付けた!!」
スティングモンの視界にドルルモンが入ると急いでドルルモンの前に着地し、アカリとキュートモンと賢を降ろした。
「キュートモン…お前ら何で…俺の居場所が分かって…」
「ぼ…僕…ドルルモンの臭いだったらすぐ分かるキュ!そ…それに…途中、所々マーキングした後があったから…どっちに行ったかすぐ分かっちゃったキュ…」
「厄介だね習性は」
キュートモンはもじもじしながら説明し、アカリは赤面しながら明後日の方角で咳払い、賢は呆れたように見つめる。
「(しまったーーーっ!!お…俺としたことが動揺のあまりなんつーミスを!!)」
動揺のあまり仕出かした己のミスにショックを受けているドルルモンにキュートモンが口を開いた。
「僕…ドルルモンに一言謝りたかったキュ…」
「…謝る…?」
「バグラ軍のはぐれ者からたまたまあなたの過去のことを聞いたの…!!」
「だから茸の里で僕にあんなことを言ったんだね…」
「ドルルモンがあんな辛い目に遭ってバグラ軍を抜けたなんて知らなかったキュ…そんな気持ちを隠して僕には笑いかけてくれてたのに…怖がったりして…きっと傷つけちゃったキュ…」
「お…おいおいおい…どこまでお人好しなんだよお前は…!言ったろ!?俺はお前の村を滅ぼした奴なのかもしれないんだぜ…!!」
「でも…ドルルモンはそのことを反省したから…!バグラ軍も抜けたし、キュートモンの親捜しも手伝ってるんでしょう!?だったら…私達と一緒にデジタルワールドのために戦って欲しいの…!!」
アカリの言葉にドルルモンは表情を暗くする。
「反省…か…賢、お前なら分かるんじゃないのか?何をしたって償えない罪があることを…」
「うん…僕はこことは違う所でデジモンカイザー…悪人となって沢山のデジモンを支配して苦しめた…殺してしまったデジモンだって数え切れない…街も村も焼き滅ぼして…パートナーのワームモンすら一度は殺してしまった…」
「賢君…」
アカリは隣の賢がそのようなことをする人物だとは信じられなかった。
何かの冗談ではないかと思ってしまう。
「再生したワームモンのデジタマを探していた時は…心の何処かで許されたいと思っていたのかもしれない……あんな酷いことをしておきながら、そんな事…出来るはずがないのに……でも、僕は……逃げない…ワームモンや僕を受け入れようとした本宮君、僕の家族のためにも…自分の罪から……絶対に逃げない……認めたくない事も……全部認めて、生きて行く…罪を償う為に…」
「そうか…似ているようで全然違うな…俺達は…」
賢の話を聞いて、自嘲の笑みを浮かべるドルルモン。
「俺はお前のようにはなれなかった。キュートモンの面倒を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ