第6話:物質融合
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「キュートモン…おい、ドルルモン。良いのかよ!!?」
食べ物を食べて回復し、成長期に進化したブイモンがドルルモンに駆け寄る。
「良いんだよ。ブイモン、シャウトモン。お前達は良い奴らだあいつと別れる前に…お前らと出会えて良かったよ。賢、お前のことを理解して罪さえ受け入れてくれた友達を大事にしろよ」
「ドルルモン…」
「キュートモンのこと…頼む!!」
キュートモンのことをタイキ達に託し、ドルルモンは洞窟から飛び出して行く。
「えぇ…あ、おい!!待てよぉ!!」
「ドルルモン!!」
「タイキっ!?」
「あいつを行かせちゃ駄目だっ!!みんなの心を1つにしないと…俺は…俺達は勝てない!!…どあっ!?」
ドルルモンを追い掛けようとするタイキだが、何かに躓いて転んでしまった。
「大丈夫ですか?タイキさん?」
「っててて、くっそ〜。な…何か雪に埋もれて…って、うわあ!?」
「う…ううう…」
「タクティモンの部下のムシャモン…にしては少し変ですね…?」
「うん、何かボロボロっぽい」
賢とワームモンが雪に埋もれながら倒れているムシャモンっぽい何かを見遣る。
「とっ、殿ーっ!!あれ!!?」
「わっ!?」
突如跳ね起きたムシャモンっぽい何かがタイキ達に気付くと大袈裟に驚く。
「なっ…何じゃお主らっ!!?さ…さては落ちのびた拙者を追って参った落ち武者狩りかぁ〜!?かくなる上は徒に抵抗する気はござらん。某とて武士の端くれ!往生際は心得てござる!!さあ、煮るなり焼くなり好きにするが良い〜っ!!さあさあ…あれ?」
タイキ達はムシャモンっぽい何かに攻撃するどころか逆に距離を取り、全員を代表してヒカリが言う。
「あ…あの、私達はそれどころじゃなくて…攻撃しないなら逃げてもいい…」
「そ…そんなこと言わずに煮たり焼いたりしてくれい!!拙者の一世一代の見せ場なんじゃ〜!!」
「いやああああああ!?」
「何してんだてめえーっ!!」
ヒカリにしがみついたムシャモンっぽい何かにヒカリは悲鳴を上げ、大輔はムシャモンっぽい何かに回し蹴りを繰り出した。
「あ!珍しい〜!!そいつムシャモンじゃなくてオチムシャモンよ!!」
【オチムシャモン…?】
リリモンの言葉に全員が疑問符を浮かべ、しばらくして全員が落ち着いた頃にオチムシャモンが語り始めた。
「如何にも…拙者はオチムシャモン!!立派な落ち武者となるべくバグラ軍に入ったが…タクティモン様が強すぎて中々良い負け戦に巡り会えなくてのう」
「お前みたいな部下がいたんならタクティモンが滅茶苦茶苦労したのが分かるな。」
「ええ」
大輔とテイルモンが蔑みの目でオチムシャモンを
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