第6話:物質融合
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」
「!っ…貴様は…知りたくはないのか!?自らの才能をどこまで伸ばせるのか…己の力でどれだけ大きな野望を叶えられるのかを!!」
「…興味ないね!自分の力が試したいなら余所でやってくれ!俺達には俺達の目指す勝利があるんだっ!!」
付き合いきれないと言いたげにタイキはキリハに背を向けた。
「…それは…いずれ俺とも雌雄を決する時が来るということだぞ…!?その時、戦って勝つ自信があると…?」
「俺は正直お前のことなんてどうでもいい!けどいつか戦うってんなら…その時までにお前以上の強さを手に入れるまでだ!!」
「…ほう…フフ…フフフフフフフフ!!面白い…工藤タイキとはそんな男か!益々手元に置いておきたくなったぞ貴様を…!!」
キリハは顔に手をやりながら笑う。
しかしヒカリはそんなキリハを見て嫌な予感を感じた。
そしてヒカリの予感は的中する。
「…だが…その生温い考え方だけは矯正する必要があるな…リロード…!!グレイモン!!」
キリハのXローダーから飛び出したのは太一のアグモンが進化したグレイモンとは細部が異なる存在であった。
呼び出されたグレイモンは跳躍し、パイルドラモン達に向けて尻尾を振るう。
「ブラスターテイル!!」
パイルドラモンは咄嗟に大輔達を庇う。
グレイモンの尾は地面に叩き付けられ、それによって凄まじい衝撃波を発生させた。
「あれ…グレイモンなの!?」
「う、うむ!!グレイモンはあまりの戦闘能力と凶暴さ故に時に主たるジェネラルすら食い殺すと言う…」
「僕達のいたデジタルワールドのグレイモンより相当凶暴そうだ!!」
「グレイモン!!工藤タイキのデジモン達を始末しろ!そんな甘い覚悟では…いずれ全てを失うのだということを今のうちに奴は知らねばならんのだ!!」
「ホーンストライク!!」
グレイモンが姿勢を低くし、頭部の角を突き出して此方に突撃してくる。
「パイルドラモン!!」
「エスグリーマ!!」
賢が指示を飛ばし、パイルドラモンはスパイクを出すとグレイモンの角に叩き付けた。
パイルドラモンとグレイモンの力比べはパイルドラモンが勝ち、グレイモンを吹き飛ばす。
「ほう…グレイモンが一方的に力負けしたか……パイルドラモン…ジェネラル共々、益々欲しくなったな…」
「グワッハハハハハハハハァ!!」
血を噴き出しながらも高笑いしながら起き上がるグレイモン。
「おい見たかキリハ!!奴め、俺のホーンストライクを弾き返しやがったぞ!!タクティモンと言い、強い奴ってのはいるもんだなぁ!!」
「ああ、蛇鉄封神丸を抜かせられなかったが、あのタクティモンと渡り合っただけのことはある。」
「蛇鉄封神丸…あので
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