第14話
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』を獲得、………成功しました。続けて『爆撃耐性』を獲得、………成功しました)
………ないわー。超ないわー。進化途中の豚頭帝を狙った結果、耐性強化された豚頭魔王が生まれるとか本当にないわー。
数少ない救いは私が螺旋手裏剣を放たなかったことでしょうか?放ってたら『風攻撃耐性』も付いていた可能性がありますよね。
……豚頭帝を覆っている魔素の繭(?)から腐食の妖気が出始めました。そろそろ豚頭魔王の誕生ですね。
取り敢えず、腐食の妖気で被害が拡大しない様、影分身を使った四紫炎陣で魔素の繭(?)を囲んでおきましょう。私が4体の影分身で魔素の繭を囲み、四紫炎陣の結界を張ると腐食の妖気が結界内に充満し―――
(―――確認しました。豚頭魔王は『腐食耐性』を獲得、………成功しました。………個体名:ゲルドは豚頭魔王への存在進化を完了しました)
ああっ!更に耐性を与える結果に!!魔素の繭(?)から生まれた豚頭魔王は結界に触れます。普通なら触れた時点で結界に身体を燃やされるんですが、『炎熱攻撃耐性』のお陰で体が燃えることがありません。
そして、指先が結界を突き破ると、エ○ァが使徒のA・Tフィールドを侵食する様に結界を左右に引き裂こうとします。けれど、四紫炎陣でこれだけ時間を稼げるなら四赤陽陣なら破られることなく閉じ込めることも可能かも?
まぁ、それでまた面倒な技能を獲得されても嫌なので閉じ込めませんが。結界破壊系の技能などを獲得されたら洒落になりませんから。
私はリムル様と共に地上へと降り立ち、天騒翼を消すと同時に影分身を解き、豚頭魔王を隔離していた四紫炎陣を消します。すると―――
「ふむ。無駄な抵抗は止めたか。賢明な判断だ」
意識が混濁していた豚頭帝の時とは異なり、豚頭魔王は意識をはっきりとさせた状態で話し掛けてきた。
「我が名はゲルド。豚頭魔王ゲルドである。そこの3名、名を名乗るがいい」
豚頭魔王はリムル様と私、お父様に名を名乗れと言ってきました。………この豚、何様のつもりなんでしょう?
「リムル=テンペストだ」
「大筒木紅麗」
「………………大筒木朱菜です」
「リムル=テンペスト、大筒木紅麗、大筒木朱菜。貴様らの魔素量は俺に匹敵している。俺の軍門に降るのであれば貴様らに連なる者も生かそう。
そうだな。リムル=テンペストと大筒木紅麗は
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