第14話
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ゲルミュッド様……」
「間抜けな男だ。どう見ても意識が混濁してそうな豚頭帝に、自分も喰われ兼ねない命令をするとは……」
「が、牙狼族の長殿!ゲルミュッド様を愚弄する様な物言いは―――」
「蜥蜴人族、貴様はあの間抜け以上の愚か者だ。あの間抜けは貴様とその仲間を真っ先に豚頭帝の餌にしようとしていたのだぞ」
手始めに〜とか言われていたのに、この駄蜥蜴は難聴系ハーレム男なんでしょうか?あっ、ハーレム男じゃありませんね。ただの難聴系脇役でした。
と、そうこうしてる間に豚頭帝が小物を食べ終えたみたいですね。豚頭帝から溢れ出た漆黒の魔素がその体を包んでます。これは―――
(個体名:ゲルドの豚頭帝から魔王種への存在進化を開始します)
今のが「世界の言葉」ですか。私があの声を聞いたのはこの世界に生を受ける直前なので、17年振りに聞いたことになります。というか、魔王種に進化しきっていない今を狙えば豚頭帝を倒せそうですよね。
私達は特撮番組でヒーローの変身やヒーローロボットの合体を待ってあげる親切な怪人や怪獣ではないので、進化し切る前に倒すのもありだと思うんです。故に仙法風遁・螺旋手裏剣でも―――あっ。
「「「「「「「「「「「「「「「鬼王の妖炎!!」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「黒炎獄!!」」」」」」」」」」」」」」」
「「煉獄業火!!」」
「『黒雷』!!」
お父様が思念伝達で指示を出したのでしょうか?私が螺旋手裏剣を使うより早くリグルさん達大鬼族部隊が鬼王の妖炎を、妖鬼部隊が黒炎獄を、お父様とお兄様が煉獄業火を、ランガが『黒雷』を使いました。
これは完全にオーバーキル―――……ここで更に白老の斬仙剣による飛ぶ音速斬撃ですか。しかも、紫呉と紫苑が影移動でこの場に現れた蒼月と蒼影と合わせる様に起爆札を付けた苦無を投げ始めました。
これをオーバーキルと言わずして何と言えばいいでしょう?まるで聞仲に総攻撃を仕掛ける崑崙十二仙です。起爆札の爆発の余波で周囲の豚頭族などが軽く吹き飛ばされてますよ。
流石にここまでの過剰攻撃をされたら進化中の豚頭帝は死んでもおかしく―――
(―――確認しました。豚頭魔王は『炎熱攻撃耐性』を獲得、………成功しました。続けて『電流耐性』を獲得、………成功しました。付属して『麻痺耐性』を獲得、……成功しました。続けて『斬撃耐性
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