第3話:進化とデジクロス
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賢と一応の和解して翌日。
微笑みの里から北に数里歩いた所にあるという、マッシュモン族の集落である茸の里にシャウトモン達に案内してもらいながら向かうことになった。
「そう言えば一乗寺。お前、優しさの紋章はどうなった?」
「D-3Xの中だよ。このデジタルワールドに着いた途端に紋章が吸い込まれたんだ。」
賢がD-3Xを大輔とヒカリに見せると、D-3Xのディスプレイに優しさの紋章が浮かび上がる。
隣でシャウトモンが道案内を任されたことに愚痴をこぼしながら騒いでいたが、自分達にはどうすることも出来ないので取り敢えずスルーの方向で行くことにした。
「うっが〜!!何で俺がそんなことの道案内しなきゃいけないんだよお〜!!」
「なあ、シャウトモン。お前はタイキ達に命を救ってもらったんだろ?マッハレオモンの戦いだってタイキがいなけりゃ逃げられたかやられてたかもしれないんだし…お前も男なら恩ぐらい返せよ」
「ぐぎっぎぎぎぎぎぎぎ!!分かってらあ、それくらい!!でもキングだぜ!?デジタルワールドの王様だぜ!?こんな誘いを受けて何で平然としてられるんだよおーっ!!」
「まあ、俺達民主主義の国の生まれだから。あ、デジノワ食う?」
「俺、そういうの興味ねえし…頂きます」
「僕も王様はちょっと…」
「みんなが幸せに暮らせればそれでいいじゃない」
タイキ、大輔、賢、ヒカリに言われたシャウトモンは叫ぶ。
「ガーーーッ!!近頃の若いもんはっ!!でもデジノワは下さい!!好物なんで!!」
ガフガフとデジノワを食いまくるシャウトモンにゼンジロウが呆れたように見遣る。
「わあっ…!!」
「アカリさん?どうしたの?……あ」
アカリの声に反応してヒカリがアカリの視線を追うと、そこには美しい花園があった。
「「綺麗…!!」」
「グリンゾーン名物、微風の花園だぜ!」
2人が顔を輝かせながら花園を見つめているとスターモン(初めて見た時、大輔達が知るスターモンとは全然違うため、最初はスターモンと信じられなかったのは言うまでもない。)が花園について説明してくれた。
「大分歩イタ。少シ休憩シヨウ」
バリスタモンが休憩を言い渡すのとほぼ同時にアカリは花園に向かう。
「ちょっと見てくるっ!!」
「アカリさーん、デジモンに気をつけて下さいねー!!」
「分かってるー!!」
大輔がアカリに向かって叫ぶとアカリからも返事が返ってきた。
「……ねえ、大輔君。どうしてアカリさんには敬語なの?アカリさんは京さんと同い年なのに…」
「なあ、ヒカリちゃん。京とアカリさんを比べるなよ。アカリさんに凄く失礼じゃないか…アカリさんは少し気が強いけど面倒見が良くて明るくて優し
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