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転生したら、英霊になっていた。
第4話「復興と共存」
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前をつけようと思う。」

 俺がそう言い終わった途端、固唾を呑んだようにこちらを覗っていたゴブリン達から歓声が上がった。
 一体どうしたというんだろう?
 何やら、大 興 奮 !!! と言った様子なんだが…。
 名前貰うのがそんなに嬉しいなら、自分らでつければいいのに…
 俺はその時、そう気楽に考えていた。

 まず最初に、村長からだ。
 息子に付けられた名前を尋ねた。"リグル"という名前だったらしい。
 村長にリグルドと名をつけた。
 名前に意味はなく、語呂がいいからというだけの適当さで。
 息子がいたらリグルを名乗り、自分に"・ド"を付けろ! と冗談で言ったら、大真面目に本気にされた。
 さらに、

「息子にこの名前を継がせる許可までいただき、感涙に耐えませぬ!!!」

 などと、大げさに喜ぶ始末。
 そんな適当につけただけなので、若干罪悪感がしたが…。
 まあいいや! と流す事にした。
 という訳で、ゴブリンリーダーの名前は[リグル]である。
 二世とか付けても面倒なだけだし、リグルでいいや。
 何やら、俺に祈りを捧げるような体勢で感激している。
 本当に大げさな…よく似た親子だ。
 そんな感じでゴブリンに名前を付けていった。
 ついでなので、見物していた者も親子なら名前を確定させていく。
 独り身や、孤児にも名前を与えた。

 こうして俺は、名前を付けていく。
 その俺に、

「リムル様…大変有難いのですが……、その、宜しいのですか?」

 と、若干慌て気味に村長改め、リグルドが尋ねてきた。

「何がだ?」
「いえ、リムル様の魔力が強大なのは存知て居りますが…その、そのように一度に名を与えられるなど…大丈夫なのですか?」

 何を言っているんだ? 名前を付ける程度に何を…?

「む? まあ、問題ないだろ。
所でシャルルは何処に行ったんだ?」

「それならば、シャルル様は洞窟に行き色々試したいことがあるから。と言われておりました。」

 そう言って、名前付けを再開しながら
(シャルルにも手伝ってもらうつもりだったが仕方ないか。)
と考えながらゴブリンの名前を付け終わり、牙狼族の番となった。

 牙狼の新たなリーダーは、前ボスの息子であった。
 親父に似て逞しい体つきに、すでに風格も併せ持っている。
 その血色の瞳を見ながら、名前を考える。
 そうだ! 嵐の牙で"ランガ"これでいこう!

 その瞬間!

 俺の体内から、魔素がゴッソリ抜き取られる感覚がした。
 猛烈な虚脱感が、俺を襲う!
 何…だ、これ?
 この身体に生まれ変わってから、感じた事もない疲労感。

【告。体内の魔素残量が一定値を割り込みました! 低位活動状態へと移行しま
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