第1話:知らない世界
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
時空の歪みに吸い込まれ、そして歪みから抜け出した大輔とヒカリは現在地面に向かって落下中であった。
「きゃあああああ!?」
「うわあああ…って、服が変わって…今はそれどころじゃねえ!!」
歪みから抜け出した瞬間、何時もデジタルワールドに入ると起こる服装の変化に気付き、大輔はデジタルワールドに来たのだと言うことに気付いたが、今はそれどころではない。
「大輔!!ど、どうすればここから出られるんだよ!?」
D-3の中で慌てるブイモンとテイルモン。
「リロードだ…」
「「え?」」
突如、頭の中に流れてきた声に大輔とヒカリは辺りを見遣るが、周りには宙に浮かぶ岩しかない。
「リロードと言い、デジモンの名を呼べ…そうすれば…」
「「リ、リロード!!」」
「ブイモン!!」
「テイルモン!!」
声に言われたように自身のパートナーデジモンの名を叫ぶと、ブイモンとテイルモンが飛び出した。
それを確認した大輔とヒカリは何時もの台詞を叫ぶ。
「「デジメンタルアップ!!」」
「ブイモンアーマー進化、燃え上がる勇気!フレイドラモン!!」
「テイルモンアーマー進化、微笑みの光!ネフェルティモン!!」
大輔は先に着地したフレイドラモンが受け止めて、ネフェルティモンは落下するヒカリを背中に乗せた。
「ふう…助かったぜ、フレイドラモン」
「ありがとうネフェルティモン」
「いや、それはいいんだけど…ここは…?」
フレイドラモンが大輔を地面に降ろすと周囲を見渡す。
「服が変わってるからデジタルワールドじゃないか?」
「あ、本当だわ」
ようやく落ち着いたヒカリは自分の服が変化していることに気付き、ここがデジタルワールドであることに気付く。
「確かにデジタルワールド…のような気はするけど、違うわ…」
「うーん、何か違和感を感じるよな」
デジモンである2体は微妙な表情で辺りを見回す。
「…良く分かんねえけど、とにかく村か何かを探さないか?無かったら、何とかしてテレビを…」
大輔が言い切る前に向こうで爆音が響いた。
「何だ!?」
向こうで何度も上がる爆炎。
それを見て大輔とヒカリは、またデジモンカイザーのような存在が現れたのかと急いで爆炎が上がっている場所に向かう。
因みに機動力の問題でフレイドラモンは即座にライドラモンにチェンジした。
「大輔君、もしかしてまたデジモンカイザーが現れたのかしら!?また、彼みたいな…」
「…それは分かんねえけど…でも、ようやく平和になったデジタルワールドを滅茶苦茶にするような奴は許さねえ!!」
目的地に向かう途中で巨大な象のようなデジモン達と出会す。
「こ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ