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魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。
第一部
番外編 おかしな第一魔法刑務所
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レンに会いたいレンに会いたいレンに会いたいレンに会いたい)」
響「ご主人様に気安く話し掛けるな、クズ」
904「え!? ご主人様? どーなってんの!? でもそんなの如何でも良いから、琴葉ちゃんかまってよ!」
89「え?」

904「かまってちょーだい! かまってよ!! かまちょだよ!!!! かまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょ」
琴葉「うるせぇ!! (レンに会わなきゃレンに会わなきゃレンに会わなきゃレンに会わなきゃレンに会わなきゃレンに会いたいレンに会いたいレンに会いたいレンに会いたいレンに会いたいレンに会いたいレンに会いたいレンに会わなきゃ死んじゃうレンに会わなきゃ死んじゃうレンに会わなきゃ死んじゃうレンに会わなきゃ死んじゃうレンに会わなきゃ死んじゃうレンに会わなきゃ死んじゃうレンが待ってるレンが待ってるレンが待ってるレンが待ってるレンが待ってるレンが待ってるレンが待ってるレンが待ってるレンが待ってる)」
904「かまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょかまちょ」

89「カオスだ……」



◆ シンの場合 ◆

 今、医務室の横にある房に閉じ込められている。

 腕や脚を固定され、何も動かせない。

「……大人しくしていろ、四番」

 翁が声を掛けてくる。が、それは房の外からだ。


「煩い……!! もっと血を見せてくれ、死んだモノを見せてくれ!!」


 想像しただけでにやけてくる。

 昨日、俺を抑えるために看守―――琴葉が来た。
 彼女は、俺が持っていた刃物で腕を切りつけた。


 その血が美しかった。


 本人は俺を落ち着かせる為だと言っていた。
 だが、その後レンが琴葉に駆け寄って、心配しているのを見て、彼女は笑っていた。
 彼女はレンに振り向いて貰う為に、腕を切りつけたのだ。


 それでも、もう一度あの血が見たい。

 どんな目的で流した血でも良い。

 あの人の血が手に入るなら、なんだってする。

 ……嗚呼、そうだ。

 あの人が死んだら、きっと、もっと美しくなる。

 残ったその体を、一生愛でてやろうか。


「黒華琴葉を連れて来てくれないか…………?」



◆ 神白冬也の場合 ◆

 仕事にやる気が出なくなった。

 と言うか、何事にもやる気が出ない。

 看守室のソファに寝転がり、唯々惰眠を貪っている。
 昨日
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