暁 〜小説投稿サイト〜
昔取った記念日
サンタ・クローズド・サークル
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トテレスはこう言いました。『全ての人間は生まれながらにして、汁粉とホルスの黒炎竜』」
「きゃー素敵!警察素敵!国家公務員とか馬鹿にしてごめん!」
「さてさて、えっと、密室殺人でしたっけ」
「なんかもうえげつないぐらい鍵がかかってるんです!こんなのまるで……えっと、鍵の……じゃなくて……」
「TAKE2」
「こんなのまるで密室殺人です!」
「となると可能性はやはり、この部屋に隠れているとかですね」
「ええっ!そんな、私途方に暮れているよーほうにくもうにくぺこるにく。あ、今のは没」
「ともかく、部屋に犯人が隠れていないか探しますよ」
「ミミーーーーーーック!」
 突然三田三人形から人が飛び出した。
「うぎゃあああ!」
 三田三が驚いてる。
「ヘイ!Siri!現在の居場所は!」
 知らないお兄さんはスマホに向かって喋る。
『スマホに向かって喋るとか、ちょっと、あなたやばいですよ』
 機械音声がたしなめた。
「そんなんだからYahoo知恵袋は年々披露宴おスピーチに出てこないんだよ!それと俺は正常です。ともかく、三田三達の会話データは取れた。帰るぞ、相棒」
「あたし、帰る、お家」
 三田三人形からまた人影が。
 2人の見知らぬ人達は帰った。
 というわけで2人が去った後には僕らとボロボロの三田三人形が残った。
「三田三ちゃんは密使2人に殺されたも同然……!!」
 涙を流す生きている方の三田三。死んでいた方の三田三は実はさっき死んだようです。
 これはまさか、
 密使2人の殺人
 密使が2人で
 密室
「トリックお後がよろしーと」
「メリークリスマス!」
 僕は強引に締めくくった。
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