暁 〜小説投稿サイト〜
ヴァンガードG ネクステージジェネレーション degrade
Turn:12 繋ぐものたち
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「本当なら君たちをクレイの事情に巻き込みたくはなかった、けれど根絶者の計画はもう後戻りできないところまで進行している、何としても止めなければならない」
「任せて!今度はもう迷わない」
「俺も力になるぜ」
「ありがとう、ミライのユニットとの強い絆、そしてタイガ、クロノファングによって命を与えられた君の力ならできる、2度と使うまいと決めていたあの力が」
「あの力………」
困惑するミライに対してクロノファングが口を開いた
「ディメンショナルオーバーストライド、ユニットとファイターの力のすべてを引き出す奇跡の力………かつてお前の父、新導クロノもこの力を成し遂げ、2つの世界のつながりを正常化した」
「そのためにもミライ、前に封じた君の力を解き放つ、僕も僕自身のすべてをもって君とともに戦うよ………」

「あっ!」
再び気が付いたミライの手には新たな姿へと変わったクロノ・ドランのカードがあった
「これがドランのすべて………」
「クロノ・ドラン・Zか………」
いつの間にか隣に来ていたタイガがそのカードをのぞき込む
「タイガ、協力して、ドランの全力にこたえるためにもデッキを見直しておきたいの」
「ああ、わかった」

こうして新しいデッキが完成したミライ
根絶者と戦うべく決意を新たにする
「なら、その力をさっそく試してみるか」
そういってデッキを構えるライブの姿
「ええ、お願いします、おじい様」
「俺も全力で行く、ミライ、お前も全力で来い」

「ああっ、出遅れた………」
「クロノさん………」
デッキを手にミライに声をかけようとしたクロノだったがライブに先を越され肩を落とした
そんな彼に苦笑しながらも肩を叩いて励ますタイガ
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
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