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転生したら、英霊になっていた。
第3話「ゴブリン村と牙狼族:後編」
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、この森の支配者となるのだ。
 ゆくゆくは、更なる力を求めて南への侵攻も視野に入れている。
 自分達には、それを可能とする力がある。
 自分達の爪はいかなる魔物であれ引き裂くし、その牙は、いかなる装甲をも喰い破るのだから!!」

 ウォーーーーーーーーーーーン!!!

 ボスは咆哮した!
 蹂躙を開始する時間だった。

 しかし、気になる事がある。
 数日前、斥候に出した同胞が気になる情報を持ち帰っていた。
 異様な妖気を漂わせた、小さな魔物がいたというのだ。
 その魔物の妖気は、ボスである自分を上回っていた・・・と。
 そんなハズはない。 ボスは相手にしなかった。
 この森には、そんな脅威など感じ取れない。出会う魔物は皆弱かった。
 森の中程である現在地まで、抵抗らしき抵抗は受けていない。
 一度、ゴブリン十数匹に何体か同胞が殺されたが、それだけである。
 高ぶって、勘違いしたのだろう。
 そう考え、ボスは視線を前方へと向けるとゴブリン村が見えてきた。

〜シャルルsaid〜
俺は入口の前にリムルといた
しばらくすると牙狼族が見えた。
リムルは牙狼族に
「よーし! そこで止まれ。このまま引き返すなら何もしない。さっさと立ち去れ!!!」
と言っていると牙狼族も真ん中のボスみたいなのと額に星マークがあるのが話していた。
ボスは
「小賢しい!!! 捻り潰してやる!!!」
と叫ぶと周りにいた狼達が飛び出してきた。

〜境い目〜
牙狼族の攻撃により、戦端が開かれた。
柵の強度は牙狼の攻撃程度では壊される事は無かった。
シャルルやリムルで仕掛けたトラップも効果を発揮している様子である。
後は、トラップをくぐり抜けてきた牙狼達に
ゴブリン達が弓などで攻撃をしている。

牙狼族のボスは、自分の思い描いた展開との余りの違いに狼狽した。
 配下の牙狼達が戸惑い始めている。
 このままでは不味い。
 牙狼族は、集団でこそその真価を発揮する種族。
 ボスへの不信は、致命的な結果を招く要因になる。
ボスはその事を十分に理解していた。故に、ここで最大の過ちを犯した。
あの程度の柵すら壊せぬ不甲斐なさに腹は立つ。
しかも、ゴブリン達の所には人間とスライムが居るのである。
スライムからは報告にあった妖気など感じないが、あの人間は、別格だ!
妖気……いや、英霊に近い気を出している!
ボスは、自分の力を誇示する必要がある! と考える。
自分は群れで最強の存在であり、単体でも十分に強いのだ!その瞬間に、全ては決着したのだ。

〜シャルルsaid〜
牙狼族のボスの動きから目を離してはいない。
それでも、周りのゴブリンにはボスが消えた! と映っただろう。
俺にとっては、ゆっくりとしたスローモ
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