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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
最終章 決着編
第57話『壊す者と護る者』
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いつの間にかブラックドラグクローは装着し、ドラグクローファイヤーを放ち、ディケイドを攻撃する。
「やべえ、すげぇ楽しいぜ!」
ディケイドは立ち上がって言う。
「そんなに楽しいんかよ!」
ディロードはフォトンバーストを放つ。
「あれって、母さんの!?」
その攻撃を見てフェイトは驚く。
「グアッ!」
フォトンバーストを受けたディケイドと吹き飛ばされる。
「流夜!てめえそんなんで俺に勝とうとしてたんか!」
ディロードはバブルルートでディケイドを拘束し、ダークキバが放つ波状結界を使ってディケイドを張りつけ、爆発性の独楽を落下させてディケイドを攻撃する。
「なあ、あれって全部雅さんが戦った敵の力じゃないのかな?」
圭一は言う。
「でもどうして!?だって雅は仮面ライダーだよ。」
「おそらく、ディロードのシステムの所為かと思うのです。ディロードは世界にある希望を救う力。当然、敵達の希望も含まれていると思うのです。そして、その敵達の希望が、雅に力を与えていると思うのです。」
困惑するフェイトに羽入は説明する。
「ほら、どうした!俺を殺すんじゃなかったんか!このままじゃ、俺が先にお前を殺しちまうぞ!」
ディロードはディケイドの頭部を鷲掴みにして瓦礫に激しく打ち付け、投げ飛ばす。
「雅!その人は雅の弟なんだよ!」
フェイトは叫ぶが、
「そうだ、仮面ライダーディケイド、世界の破壊者だ。」
ディロードはグラーフアイゼンでディケイドのディメンションアーマーを粉砕する。
「そのままじゃ、流夜は死んじゃうんだよ!」
「なんだ?ディケイドに味方するのか?だったら、まずはお前からだな。」
ディロードはレヴァンティンを持ちフェイトに向かう。
「雅、どうして!?」
「ディケイドに味方することは、既にディケイドに侵食されている証!」
「私だって、ディケイドを倒したい。なのはや、みんなを救いたい!」
フェイトの言葉を聞きディロードは立ち止まる。
「だったらややこしいこと言うな。」
ディロードは再びディケイドの方へ向かい、エターナルエッジを持ち、
「終わりだ。」
〔エターナル!マキシマムドライブ!〕
「フンッ!」
ディロードはエターナルエッジをディケイドライバーに突き刺し、そのまま押し込むようにエターナルエッジを蹴り、ディケイドを突き飛ばす。
「ッ…………」
ドライバーが破壊され、変身が解除された流夜の腹部にエターナルエッジが突き刺さり、流夜は血を吐きながらその命は絶える。
「やった!ディケイドを、破壊者を倒した!」
ディロードは笑いながら変身が強制解除される。
「………あれ?僕は、まさか、あの姿で流夜を!?みんな、早く!ディロードが暴走する前に、僕を殺してくれ!」
雅は混乱するが、時は既に手遅れな所まで来ていた。
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