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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
最終章 決着編
第57話『壊す者と護る者』
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ケイドアギト バーニングフォームに、ディロードは仮面ライダーJに変身する。
「なんだ?アギトが相手だからそれに変身したのか?」
ディケイドアギトは特筆すべき拳を放つ。
「そんなくだらない理由な訳ないだろ!」
仮面ライダーJは指でJの形を作りながらその拳をよける。仮面ライダーJは基礎的な力は高くはない。しかし、指でJの形を作る度にパワーが上昇する。雅の狙いはそこにあったが、
「今度は避けられると思うな。凪風流、白虎咆哮!」
ディケイドアギトは土地を隆起させる攻撃を放つ。アギトの強化された拳から放たれたそれは、流夜が初めて使用した時の更にはるか上の力となり、仮面ライダーJはジャンプして回避するが、
「それが狙いだ!凪風流、朱雀炎突!」
【FORM RIDE-HIBHKI KURENAI-】
ディケイドアギトはディケイド響鬼 紅に変身し、ジャンプして仮面ライダーJの前に向かい、急降下キックを放つが、
「やばい!?」
仮面ライダーJはディロードに戻り、その衝撃を抑える。
「…これが、闇風の力……」
ディロードは立ち上がる。
「だが負けるわけには、いかない!凪風流、奥義!」
ディロードは凪風流の奥義を打とうとする。しかし、
「凪風流、奥義・始祖!」
ディケイドも奥義を打とうとする。
「始祖だと!?だが、負けるものか!凪絶つ風!」
「天馬牙突!」
ディロードは横薙ぎの一撃を、ディケイドは直線で放たれる一撃を放つ。横薙ぎの一撃である凪絶つ風は一点特化で放たれた天馬牙突に貫かれ、その衝撃はディロードの装甲を破壊する。
「そんな……」
ディロードは死に物狂いの勢いで立ち上がる。
「どうだ!これがお前達が否定していた闇風だ!」
(やはり、流夜には、闇風には勝てないのか……)
ディロードにそんな考えが過ぎったその時、獣の牙のようなものが写された一枚のカードがディロードライバーに勝手にセットされる。
【ATTACK RIDE】
「…しまった!このカードをスキャンするわけには!?」
ディロードはそのカードが読み込まれないようにディロードライバーを押さえつけるが、
「なんだ?面白そうだな。」
ディケイドはライドブッカーからエネルギー弾を放ち、その手を弾いてカードをスキャンさせる。
【-BEAST-】
「ッガァァァアッ!グァアアアッ!」
ディロードライバーから紫色の靄が現れ、ディロードは唸り声をあげる。そして、その靄が晴れると、頭部のディメンションプレートが獣の牙のように引き裂け、ライドアイが赤黒く染まったディロード、激情態がいた。
「よぉ、流夜。お前は俺の逆鱗に触れた。殺すには充分な理由だ。」
ディロード 激情態は唸るように言う。
「おっ、ようやくその気になったか!」
ディケイドは楽しそうに向かうが、ディロードは
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