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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う
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俺達がやってきた場所の先には、二十名は軽くいるであろう人数が、その場所で棒立ちになっていた。
おそらくはここで準備をする……係ではなく、奇襲してきたり防御をしたり見張りをしたりしている人物なのかもしれない。
そう俺が推測していると、アイル神官長が選んだ冒険者の一人である、俺達の近くで移動をしていた冒険者が、
「あそこに立っているのは俺達を奇襲した冒険者です。でもなんであんな風にただ立っているのでしょうか」
「おそらくは見張りをしつつ……いえ、見張りをしているのであれば、首は動かすでしょうから“待機”しているのでしょう。もっとも我々が現れれば襲い掛かってくるでしょうが」
そうアイル神官長が答えると、冒険者はなるほどと頷き、次に笑って、
「ですが“奇襲”に即座に対抗はできないでしょう。確かに襲ってきた人物は強かったですが、それは奇襲あっての事。そして今回は奇襲をする側がこちらだ」
「油断はしないでください」
「もちろんですとも」
そういった会話をしていた所で、俺達の見える範囲に、動く人影が三人現れる。
全員以前俺達を襲ったような人物のような、一目を避ける恰好をしている人物。
そのうちの一人は手に何かはこのようなものを持っている。
ただの木箱に見えるが、見ているだけで背筋が総毛だつような変なものを俺は感じる。
そう思っているとそこでアイル神官長が、
「おそらくはアレが今回の一番に無力化しないといけない道具……暴発の危険性もあるので、そうですね……ユウスケさんは結界が得意だと聞きました」
「あ、はい」
そこで話を振られた俺は、とりあえず頷いた。
頷いたものの、俺の能力は本当は結界が得意というのとまた違うが、そういった話にしていた部分もあるので頷いておく。
するとそこでアイル神官長が、
「ユウスケさんかキャサリンにあの箱の対処をお願いします。それでは……行きます! “始め”!」
アイル神官長が声をあげると同時に、一斉に俺達はその人物たちの方に向かう。
「な!」
今動いていた三人のうちの一人がそんな声をあげる。
同時に、侵入者を排除しろと、三人のうちの一人が苦々しそうに叫ぶがその時にはすでに俺たちは全員的に奇襲をかけていた。
棒立ちに立っていたぞ員物たちは次々と倒されている。
奇襲という形で複数人での攻撃には、彼らは対抗できなかったのだろう。
いとも簡単にというわけではないが、次々と倒している。
だがその中でも異色だったのは、エリカだった。
「はああっ!」
掛け声と共に、また一人攻撃してきた人物を倒す。
他の冒険者たちが一人を数人で倒す間、エリカは三人ほどを倒して、
「そう、これ、これが見たかったんだ〜!
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