雅はレコーダーを止める。
「どうして……どうして母さんを助けてくれなかったの!雅なら、母さんを助けられたのに!」
「フェイト、僕は最初に言ったはずだ。今のフェイトを守ると。あの時プレシアさんを助ければ、今フェイトはここにいない。恐らく、はやてや、守護騎士達とも出会えなかった。世界とは、誰かの命や、運命と一緒に歩んでいる。」
「……それで、アルハザードは本当にあるの?」
「ある。これは嘘ではない。フェイトはそう遠くない未来、アルハザードに関係するある人物が引き起こす事件に、深く関わることになる。」
ワールドホープの効果が終わり、雅はフェイトを宥めていた。
to be continued.