経過報告と言う名の断罪
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てと……四つ目」
「へ……」
青葉がそう言いながら早々に四本目を振りかぶる。これまでとは違った怒りの表情に、V・Bの表情()も曇る。
「私の改二は何時ですかぁあっ!!」
「がはぁああぁああっ!!」
「あと、何なんですかこの文体はぁ!!新人賞用の原稿に引っ張られすぎですよぉおおおおお!!」
「ぐはぁああぁあぁああっ!!」
最早八つ当たり以外の何物でもない青葉の怒りが籠もった四本目は、V・Bの腰元に深々と突き刺さり、すぐさま持ち上げられた五本目が、胸元を深々と抉った。断末魔を上げたあと、ピクピクと痙攣するV・B。次回までには治っていることを期待せずに待っておこう。
この半年間程の鬱憤が溜まっていたのであろうが、それが晴らされたのか、青葉の表情は幾分か晴れていた。
「さてと!中々修羅場を経験しているV・Bさんですが、こうやって元気に頑張っております!」
最早元気の欠片もないV・Bを指し示しても説得力は皆無だが、それを指摘する人間は居ない。
「これから残りの四ヶ月間も死ぬ気で頑張ってまいりますので、期待しないで待ってて下さい!そして、また戻ってきたときは、読んでくださると幸いです!!」
そして、青葉はいつもの一言でその場を締めた。
「それでは、また次回!!」
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