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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十二話 合流 2
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「「それって私が子供って事!?」」

見事なハモリで、リイン曹長とスバルがツッコんできた。

なんだ、自覚があるんじゃない。





outside

一騒動あった朝食が終わり、アスカはオフィスで書類仕事をしていた。

エリオとキャロはフェイトと共に砲撃事件の最終報告書を作成する為に、隊長室にいるのでここにはいない。

「じゃあ、よろしくね!」

スバルがアスカとティアナに手を振って、オフィスから出て行った。

「あれ?スバル、外出か?」

何も知らないアスカがティアナに聞く。

「えぇ、健康診断よ。ギンガさんも一緒に」

「健康診断って……健康優良児の見本みたいなナカジマシスターズがかよ?」

あのパスタタワーとサラダマウンテンをペロリと平らげたのを目の当たりにしたアスカが、思わず呟く。

「……まあ、色々あるのよ。スバルも、ギンガさんも」

少し言葉に詰まるティアナ。

「ふ〜ん、そんなもんかねぇ」

アスカはそれ以上は追求せずに、書類に意識を戻した。

「……」

(ごめん、アスカ。きっとスバルから話をする時がくるから、それまで待って)

ティアナは、詳しく話せない事を心の中で謝った。





首都クラナガン、最新技術医療センター。

スバルとギンガは、マリーと共にそこにいた。

その建物の一番奥。

一般人は立ち入る事ができない特殊医療室にスバルとギンガは入って行く。

そこには、二つのベッドが並べられていた。

「二人とも、ハードワークだとは思うけど、調子悪い所とかない?」

モニタールームからマリーが聞いてきた。

「ありませーん!むしろ、めっきり好調で!」

元気いっぱいにスバルが答える。

「私もです」

ギンガも同じように答えた。

「なら良かった」

マリーの声に、安堵の響きが混じる。

スバルとギンガは服を脱ぎ、ベッドに横になる。

「じゃあ定期検診、始めよっか」

マリーがパネルを操作して、小型のMRIのような装置をベッドにセットした。

「「はい」」

スバルとギンガが答える。いつもの検査だ。

足下から、その装置が二人の身体をスキャンしていく。

「……」

マリーは上がってくるデータを真剣な目で見ていた。

モニターに映し出された影は、常人とは違う物だった。

骨格形状は普通だが、色が違っていた。

カルシウムを投影した時にある白濁とした透明感は無く、黒く塗りつぶされたように映る骨格。

関節部にあるモーターのような機械。

血中で蠢くナノマシン。

それらのデータを、次々と読みとっていくマリー。

スバルとギンガは、普通
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