暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
最終章 決着編
第55話『決戦!全力全開の一騎打ちなの』
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
レイジングハートに収束させる。その中にはフェイトは放ったフォトンランサー・ファランクスシフトの分も含まれていた。
[starlight breaker.]
「ブレイカァァァァァー!」
桜色の砲撃は海を割く勢いで放たれる。フェイトは咄嗟にバリアを展開するが、あっという間に砕かれ、スターライトブレイカーの直撃を受け、落下する。なのははそれを抱きかかえ、空へ飛ぶ。

「…私、負けちゃったんだ……」
意識を取り戻したフェイトは五つのジュエルシードをなのはに渡そうとするが、またもや暗雲が広がり、
「危ない!」
フェイトはなのはを突き飛ばすと、紫色の雷を受ける。その一撃は凄まじく、バルディッシュは小破してしまう。そして、ジュエルシードは暗雲に呑み込まれる。

「流石に、もう無理ね…」
術を放ったプレシアは吐血しながら言う。

「座標確認!時の庭園内、転送準備!」
アースラでは、プレシア逮捕の準備が始まり、局員は時の庭園へ転送される。
「ご苦労さま、高町さん。フェイトさん、今から貴方のお母さんが逮捕されますが、別の部屋で待っていますか?」
「…いいえ、ここで大丈夫です。」
リンディの質問に、手枷を着けられたフェイトは答える。
「プレシア・テスタロッサ、ロストロギア不正所持の容疑で逮捕する!」
プレシアは局員に囲まれるが、
「うるさいわね。」
広域魔法で周囲を囲う局員を倒してしまう。その時、
「なんだこれは!」
時の庭園を捜索していた局員があるものを発見する。そこには、フェイトによく似た幼い少女が何かの培養液の中で浮いていた。
「っ!?」
フェイトは驚く。
「私のアリシアに、手を、出さないで!」
プレシアは局員の頭部を掴み投げ飛ばし、広域魔法でなぎ払う。
「アリ……シア?」
フェイトは困惑する。
「プレシアは魔導実験の時に、娘のアリシアを事故で失ったの。その実験は記憶転写と死者蘇生の実験で、フェイトって名前は当時のプロジェクトの名前なの。」
「よく調べたわね、その通りよ。全てはアリシアの、私の娘のため。アリシアはいい子だったわ。時々我が儘も言うけど、元気で優しい子だった。だけど、記憶転写で作った偽物は所詮偽物。性格も利き腕も魔力資質も、全然違う作り物。」
「やめて!お願いだから…」
プレシアの説明になのは泣きながら言う。
「いいことを教えてあげるわ、フェイト。私はあなたを作った時からずっと、あなたのことが…」
「やめてぇぇぇ!」
なのはは叫ぶが、
「だいきらいだったのよ…」
プレシアは禁断の言葉を口にする。
「っ………………」
その言葉を聞き、フェイトは意識を失う。彼女の心とバルディッシュは、砕け散った。
to be continued.

次回予告
ついにプレシアさんが行動を開始。その
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ