暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
最終章 決着編
第55話『決戦!全力全開の一騎打ちなの』
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勝負してほしい。」
構わない。
なのはが悩んでいると、クロノが思念通話で許可する。
「解った。明日、フェイトちゃんと私のジュエルシードを賭けた一騎打ち、受けるよ。」
なのは承諾し、その日は別れた。
「見て、お母さん!お花の冠!」
フェイトは夢の中で、己の幼少期の記憶を見ていた。
「まぁ、すごいわね!」
プレシアは微笑む。
「お母さん、私の今度の誕生日、ほしいものがあるんだ!」
「なあに、アリシア?」
プレシアの言葉でフェイトは驚く。
(母さん、私はフェイトだよ!アリシアって名前じゃない!)
そこでフェイトは目を覚まし、なのはとの戦いに向かう。
「私のジュエルシードは五つ、君のジュエルシードは四つ。それを賭けて、私と戦ってもらう。」
「うん。」
フェイトの言葉を聞きなのはは頷きながらバリアジャケットを纏う。
「始まったね。」
「ああ。」
オペレーションルームでモニターを確認するエイミィと、エイミィの寝癖を直しているクロノが話している。
「でも、クロノ君にしては珍しいよね、こんなことを許可するなんて。」
「何。この戦いの結果に意味はない。それなら、好きにさせる方がいい。」
「だけど、なのはちゃんにあの話、してなくていいの?」
「今は話さない方がいいと思っただけだ。」
「ディバインシューター!」
「フォトンランサー!」
二人の弾魔法はぶつかり合う。
(初めて合った時より、はるかに強くなっている。この前よりも!それなら!)
フェイトはひたすらに回避行動を続け、不思議に思ったなのはが追いかけると、設置されていたバインドによってなのはは拘束される。そして、フェイトは呪文の詠唱をはじめる。
「アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。」
フェイトの詠唱によってなのはの周りに38のフォトンスフィアが展開される。
「やばいって!フェイトは本気だ!」
アルフがユーノと雅に警告する。
「なのは!」
ユーノがサポートしようとするが、
「やめて!これは一騎打ちなの!」
なのはは拒絶する。
バルエル・ザルエル・ブラウゼル。フォトンランサー・ファランクスシフト。撃ち砕け、ファイア!」
フェイトは呪文詠唱を終え、フォトンスフィアから計1070発にも及ぶフォトンランサーを放つ必殺の魔法、フォトンランサー・ファランクスシフトを放つ。
「なのは!」
ユーノは叫ぶ。そして、煙が晴れると、ほぼ無傷のなのはがいた。
「攻撃が終わると、バインドってのも切れるんだ。」
なのはが言い、危機を感じたフェイトは逃げようとするが、なのはが仕込んでおいたバインド、レストリクトロックによって拘束される。
「今度はこっちの番!全力全開!スターライト…」
なのはは空間に残った残留魔力を
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