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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百五十六話
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プン。アルヴァトーレ、アグリッサスタンバイ」
一夏の呼び掛けで、壁…ではなく床が割れる。
全く継ぎ目の無かった場所が大きくへこむ。
10×10メートルの正方形が三人の立っている2メートルを挟んで二つ。
それがへこむと真ん中からぱっくり割れる。
「ねぇ壁から出てくると思った? 思ったよね? 残念床からでてきます!」
「…なぁ、お前疲れてるのか…?」
「おお! オータムよ!ようやく打ち解けてくれてなにより。
まぁ、ぐちゃぐちゃのどろどろに溶け合った仲だしねー」
「なっ!?」
オータムが真っ赤になる。
パァン!パァン! パァン!パァン!パァン!
一夏の頭に二発、心臓と両肺に一発づつ弾丸が叩きこまれた。
「スコール!?」
放ったのはいつの間にか拳銃を抜いていたスコールだ。
「大丈夫よ」
前のめりに倒れるかと思われた一夏はすんでの所で足を踏み出した。
そして、一夏の手には金属片が握られていた。
「流石に体内拡散弾頭はダメだとおもうぞスコール」
「あらごめんあそばせ」
「まぁいいや…」
困惑するオータムを他所に、一夏が指を鳴らす。
小気味いい音と共に、駆動音が響く。
「お前らの新装備だ」
「どこのマッドサイエンティストよ」
せり上がってきたのは、巨大な黄金のエイのような物体と、同じく巨大なホバークラフトのような物体だ。
「そっちの金色がスコールので紫がオータムね。
トリセツ送るからちゃんと読んでね」
一夏はそれだけいうと、少し離れた場所にパイプ椅子を置いてホロウィンドウを弄り始めた。
「あー……取り敢えず、説明書を読もう」
「そうね…」
十分後、二人はISを纏い、それぞれの追加ユニットの上に乗っていた。
ソケットに足を乗せると、ガチン! と固定される。
ソケットは沈み込み、それぞれの腰部ハードポイントがロックされた。
「おー…なかなか決まってるぞ『連槍』」
「あら、新しいチーム名かしら?」
「ガ・ボーとガ・ジャルグだからな」
一夏が立ち上がり、椅子を片付ける。
「じゃ、二人で模擬戦やってよ。使って慣れるのが一番でしょ」
ガ・ジャルグとガ・ボーのマスクタイプアイカメラが互いを視界に入れる。
「ああ、この空間はオリジナルコア五基の力で護られてるからな。
好きなだけビームもレールガンもぶっぱしていいぞ」
コアナンバー0000:橙、0001:イザナギ、0007:アマテラス、0008:スサノオ、0009:ツクヨミの五基だ。
例えコロニーが落ちてきても耐えるであろう。
オータムのガ・ジャルグが、六本の足を展開した。
カシャカシャ
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