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Fate / the beelzebub comes.(魔王来たりて)
第6話 暗中飛躍
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?」

「ぐ・・・・」

「まぁ、それはそうと明日はコレを持ってけ、シロウ。」

俺は、“蔵”から取り出したある物を、シロウに向けて放った。
ソレは綺麗な放物線を描いて、シロウの手元に収まった。

「っと、コレは―――弁当箱?・・って言うか、重箱かよ(汗)」

「ソレは俺がさっき拵えた弁当だ。こっちの世界の料理を覚えるついでに作ってみたんだが、
 良かったら感想でも聞かせてくれ。」

「え?コレってシリウスが作ってくれたのか?・・・でも、何時の間に・・・台所使ってなかったよな?」

「ああ、亜空間にキッチンを備え付けてある場所があってな、そっちで作ったんだよ。」

「シリウスって、本当に何でもありだよな・・・(汗)」

「まあ、シリウス様ですし・・・」

どういう意味だ、それは?

「それにしても、量が多すぎないかコレ?軽く3〜4人分はあるぞ?」

「お前はもっと食を太くする努力をしろ!鍛錬をするにしろ、頑強な身体を作るには大食漢である事は必須だ。
 身体に込められるエネルギーが違うからな。」
ま、こっちの世界のレシピを習得するのが楽し過ぎて、思わず作り過ぎたってのもあるんだがな。

「・・・・。」

「納得してないって面だな?魔力で能力を強化するにしても、元々の能力を高めて置くのは必要な事だし、
 魔力を効率良く流すにも血液の循環が良いってのは重要なんだよ。ま、騙されたと思ってやってみるんだんな。」

「まあ、今は魔術の基礎云々は置いといて、そろそろ睡眠を摂りませんか?
 サーヴァントである私や、マスターは兎も角、坊やは明日に響くわよ?」

「・・・そうだな。」
時計を見れば、既に23時を回っていた。

「取り敢えずは明日からという事で、今日はゆっくりと寝るとするか・・・」
久し振りの暖かい寝床だからな、じっくりと堪能するとしよう。

俺は自室へと戻り、その柔らかさを堪能しながら、布団へと潜り込んだ。











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