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Fate / the beelzebub comes.(魔王来たりて)
第6話 暗中飛躍
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えて何よりだ。これは結構自信作だったからな。」

「・・・・・・・・(モクモクモク)。」
妙に静かだったキャスターの方に目を向けると、こちらもすでに食べ終えている所だった。

その後、シロウにレモンティーなる飲み物を煎れて貰い、オレ達人は食後をゆったりと過ごした。














(遠坂凛サイド)

「―――それで、アーチャー・・・他の魔術師やサーヴァントの情報は集まったのかしら?」
今現在は午後6時・・・私はアーチャーの煎れた紅茶の香りを楽しみながら、
昼間偵察に出していた彼からの報告を受けていた。

「いや・・・これと言って敵に関する情報に進展は無いな。」

「となると、今現状で分かっている敵サーヴァントは言峰教会の金ピカ位か・・・
 まだ聖杯戦争が始まっていないとはいえ、手持ちの情報が少な過ぎるわね。これじゃ迂闊に動けないじゃない!」

宝石も無限にある訳じゃないし、無駄遣いは出来ないものね。

「それにしても、例の言峰教会の神父と凛が知り合いだったとはな・・・」

「そうね・・・私もあの腐れ神父とは関わり合いになりたくは無かったんだけど・・・
 アイツの教会にサーヴァントが居る以上、アイツも関わりがあるのは明白だもの。
 ・・・・監督役の癖に何考えてんだか。」

下手すりゃ、聖堂教会の埋葬機関から代行者が派遣されて抹消され兼ねないってのに・・・・

当然そうなったら、こっちにもそれ相応のダメージが来る。
オーナーの監督不届きだってね・・・魔術協会にどんな要求されるか分かったもんじゃないわ・・・

全く、アイツは厄災しか振り撒かないわね、本当に。

「取り敢えず、今日も偵察には出てみるが、“例の鴉”が未だに町内を彷徨いているので、
 あまり身動きは取れないからな、新しい情報を得るにはもう少しかかるかもしれん。」

「それはしょうが無いわ。出来るだけアレとの接触を避けてちょうだい。
 アレの攻略法が見つかっていない今の段階では、あまりに不利だもの。
 ・・・それよりも、まだ記憶が戻る気配は無いの?アーチャー?」

「ああ・・・今だその兆候すら無いな。」

「そう・・・」
敵の情報が集まっていないのも不味いのだけれど、ある意味こっちの方がもっと深刻なのよね。
自分のサーヴァントの宝具が分からないんじゃ、戦術の組み立てようが無いし、
何より敵サーヴァントとの相性も判断出来ない。

こんな状態では、聖杯戦争最後まで勝ち残るのも難しくなる。

「不安材料満載ね・・・いっその事、何れかの陣営と同盟を結んだ方が良いのかもしれないわね。」

「しかし、凛。素性も知れぬ魔術師との同盟など、荒唐無稽もいい所だぞ?」

「ま、それは
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