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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第268話 統一トーナメント
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ル」
エギルから配当金をもらうクライン。
これも当然。
『お前もじゃねーかーー!!』
とあまり口調が宜しくない女性陣から大クレームが飛んだ。
そして続くハイレベルの戦い。場内が何度も何度も盛り上がり、歓喜し、歓声が沸き上がり――更に視聴者数も最多更新を続けていた。
最も注目されたのが当然 決勝戦。
絶剣 ユウキ vs 剣士 リュウキ
因みにこの大会はプレイヤー名だけでなく 二つ名の様なものまで、登録できるから 皆挙ってつけたりしている。キリトで言えば《ブラッキー》と。《黒の剣士》じゃないの? と何度か周りに茶化されていたが、最後は ブラッキーと言う事になった。
リュウキはと言うと、皆がその名を考えるのに盛り上がっていた(勿論リュウキ以外のメンバー)。
白銀 超勇者 フェンリル 天災剣士 超剣 …………etc
等など、本人そっちのけで沸き上がって沸き上がって、盛り上がって……それで、最後にはリュウキが拗ねてしまった。元々昔から好んでなかったのだから。
そして最終的にはリュウキ自身がエントリーして、登録しないといけないので、総投票数で競っていたのは《超勇者》と《白銀》だったのだが、あっさりとデフォルト設定でもある《剣士》を選んで皆の肩透かしを狙ったリュウキだった。ちょっとした仕返しにもなった気分だったのだが……。
『ぜっけん! ぜっけん! ぜっけん!!』
『はっくぎんっ! はっくぎんっ!』
『ゆうきがんばれよ〜〜!』
『きゃーー、ゆうしゃさま〜〜!』
『絶剣のユウキは、
超勇者
(
マスターブレイブ
)
に届きうるのか……、紛れもなく好勝負となるでしょう! いやぁ、私も目が離せれません! 実況そっちのけになりそうです!』
例え、二つ名設定を普通にした所で、響き渡ったものまでは変えるコトは出来ません。
なので、観客は勿論の事、なぜか実況役の人らまで 名で呼ばず二つ名。
「………はぁ」
「あっはは! 楽しんじゃおう? リュウキ! ボクも楽しむっ!」
観客席で仲間たちがにやにやと笑っているのが見える。……視える。あの設定をしようとしていた時、簡単に諦めていった訳はここにあったか、とリュウキはややげんなり。
『そんなの普通わかるでしょーがー!』
『リューは 超有名人さんダ。とーぜんの結果。オネーサンも太鼓判ダ』
と言うのも聞こえた。……気がする。
「リュウキー! 真面目にやってよ? ボク、姉ちゃんからもちょっぴり期待されたんだから」
「期待?」
「うん。負けないでねーって。あはは。まさか姉ちゃんからそんな事聞けるなんてねー」
「そりゃ 同じギルド
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