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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第268話 統一トーナメント
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ージか」
「あっ、こっちはお姉ちゃんからだよ。もう、皆集まってるーって。あははは〜 気が早いよね。まだ時間たっぷりあるのにさ」
「多分、エギルやクライン達が早めにログインできたから、だろうな。時間調整をしていたのは、ギリギリの時間で来れる組に合わせていたし」
メッセージにはそう言った内容は書かれていない、が。クライン辺りがキリトにメッセージを飛ばし、流行る気が止まらず〜 と言うのは想像しやすい。自分自身に来てもおかしくなかったけれど、今回は偶々だろう。……その手のメッセージは何度もクラインから受け取っているから。キリトも同様に。
「じゃあ、行こうか。レイナ」
「うんっ。……あ」
リュウキが背を向けて、家の扉に手をかけた時。レイナはふと思いついた。
戦いに出るリュウキの。……旦那様の背を見て―――。
「……リュウキくん!」
「ん? どうした?」
手をかけた所で、リュウキに声をかけ、そしてリュウキは立ち止まって振り返る。
振り返ったと殆ど同時に―――、自身の目と鼻の先にはもうすでにレイナがいた。一寸先……じゃなく、もう1つに交わっていた。柔らかな感触が自分の唇に触れるのを直ぐに。
一瞬時間が止まったかの様に想えた。そして、名残惜しいがその感触が離れていく。目が合う。レイナは赤みの帯びた顔でいっぱいの笑顔を見せた。
「ん……。リュウキ君の勝ちを願って〜のおまじないっ」
「…………」
流石のリュウキもやっぱり固まってしまって、レイナに倣って顔を紅潮させる。
「ありがと……。頑張るから。でも、不意打ち、だよ。……おかげでどんな奇襲も不意打ちも、大丈夫になった」
「えへへ……。もともとリュウキ君にそんなの通じた事なかったと思うけど?」
「より強くって事で」
「うわー。私ちょっと皆に悪い事しちゃったかな?」
悪戯っ子の様な顔を見せて笑うレイナをそっと抱きしめる。
レイナも同じく。
そして、今日の続きはまた後日――――と言う事で、もう時間が迫っているから、宙を飛び、約束した地へと向かうのだった。
どんっ! どんっっ!! と盛大にALOの大空に打ち上る開幕を告げる花火。
統一トーナメントが始まった瞬間である。
「キリトとリュウキは相変わらず優勝オッズ、トップ争いかよー。やっぱ2人だよなぁ」
「まいったな……。そう簡単に勝てそうもない連中ばかりなのに」
「右に同じ。誰が勝ち登っても不思議じゃない。そう言う場だろう? ここは」
「かーーおめえら2人して謙遜し過ぎだよなぁ! つええヤツは爪を隠すってか?」
戦いが始まる小一時間前。
其々の仲間
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