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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第268話 統一トーナメント
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飛び込んできたのは、アスナでもなければ 綺堂でもなく……。


「ママ……? お兄さんと何をしているんですか?」


 小さい妖精と、そしてその隣にいて身体を震わせている妖精。


「あああああーーーーー!!!」


 凡そ1秒後。(体感時間はその10倍以上程はありそうだが)
 リュウキが弁解する余地もなく、妖精の大絶叫が室内に響き渡った。
































〜 竜崎家 〜


 そして 就寝前の深夜11時。

 怒涛の大嵐。大型台風が3~4個一日で上空を通過したかの様な大嵐だったが、災害警報は家にまでは発令していない為、先ほどの事が嘘のような静けさだ。この静けさの中で何度も思う。『……もう、隙は決して見せない』と。

「ほっほ。それは大変でしたなぁ、坊ちゃん」
「大変、の一言じゃ表せれないよ……。ほんとに……」

 げっそりとしているのは隼人。
 やはりまだ忘れるのには、回復(リカバリィ)をするには まだまだ時間が必要だった様だ。現実世界ででも自動回復(バトル・ヒーリング)スキルが欲しいと今程思ったことはない、と言うのは隼人の心情である。

「まさか、あのタイミングでレイナが来るなんて思わないよ……。ユイもそうだけどさ。……まさかとは思うけど、爺や? 謀ったの??」
「ほほ。その様な手腕は残念ながら持ち合わせておりませんな」
「残念ってなにさ!? 大変だったんだから!」

 そう、もうお気づきかもしれないが、あの場に来たのはアスナの妹レイナ。レイナとリュウキが家主だから、家の中に当然入れる。アスナが中々戻ってこないから、再びログインしたのが今回最大の事件? の真相である。
 丁度 最適化プログラムを終えた事。ユイはレイナと最後に共に行動をしていたことも合わさって、丁度レイナがログインをした時にユイ自身も実体化した。そして……、そのあとの成り行きは想像の通り、である。

「でも、誤解は解けたのでしょう? まさか明日奈お嬢様と秘め事を……などとは玲奈お嬢様も心からは思ってはおりますまい?」
「……うぅ、そうなんだけどさ。レイナにも、その…… 成り行き上だけど、知られちゃって……」
「ほほほ。愛する者同士、夫婦同士であったとしても、秘め事の1つや2つあった所で不思議ではございません。……ですが、玲奈お嬢様は知ってらした、と以前より、お聞きしておりましたが。時折綻ぶ坊ちゃんの事を見逃さず、聞き逃さなかったのでしょう」
「うー……」

 当初は『隙を見せない』と決意していた隼人だったが、やはりと言うか当然と言うか、綺堂の前では霧散。素の自分がやはり出てくるというものだ。
 そ
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