暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第268話 統一トーナメント
[3/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
飛び込んできたのは、アスナでもなければ 綺堂でもなく……。
「ママ……? お兄さんと何をしているんですか?」
小さい妖精と、そしてその隣にいて身体を震わせている妖精。
「あああああーーーーー!!!」
凡そ1秒後。(体感時間はその10倍以上程はありそうだが)
リュウキが弁解する余地もなく、妖精の大絶叫が室内に響き渡った。
〜 竜崎家 〜
そして 就寝前の深夜11時。
怒涛の大嵐。大型台風が3~4個一日で上空を通過したかの様な大嵐だったが、災害警報は家にまでは発令していない為、先ほどの事が嘘のような静けさだ。この静けさの中で何度も思う。『……もう、隙は決して見せない』と。
「ほっほ。それは大変でしたなぁ、坊ちゃん」
「大変、の一言じゃ表せれないよ……。ほんとに……」
げっそりとしているのは隼人。
やはりまだ忘れるのには、
回復
(
リカバリィ
)
をするには まだまだ時間が必要だった様だ。現実世界ででも
自動回復
(
バトル・ヒーリング
)
スキルが欲しいと今程思ったことはない、と言うのは隼人の心情である。
「まさか、あのタイミングでレイナが来るなんて思わないよ……。ユイもそうだけどさ。……まさかとは思うけど、爺や? 謀ったの??」
「ほほ。その様な手腕は残念ながら持ち合わせておりませんな」
「残念ってなにさ!? 大変だったんだから!」
そう、もうお気づきかもしれないが、あの場に来たのはアスナの妹レイナ。レイナとリュウキが家主だから、家の中に当然入れる。アスナが中々戻ってこないから、再びログインしたのが今回最大の事件? の真相である。
丁度 最適化プログラムを終えた事。ユイはレイナと最後に共に行動をしていたことも合わさって、丁度レイナがログインをした時にユイ自身も実体化した。そして……、そのあとの成り行きは想像の通り、である。
「でも、誤解は解けたのでしょう? まさか明日奈お嬢様と秘め事を……などとは玲奈お嬢様も心からは思ってはおりますまい?」
「……うぅ、そうなんだけどさ。レイナにも、その…… 成り行き上だけど、知られちゃって……」
「ほほほ。愛する者同士、夫婦同士であったとしても、秘め事の1つや2つあった所で不思議ではございません。……ですが、玲奈お嬢様は知ってらした、と以前より、お聞きしておりましたが。時折綻ぶ坊ちゃんの事を見逃さず、聞き逃さなかったのでしょう」
「うー……」
当初は『隙を見せない』と決意していた隼人だったが、やはりと言うか当然と言うか、綺堂の前では霧散。素の自分がやはり出てくるというものだ。
そ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ