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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第268話 統一トーナメント
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ないから当然だ。……が、なかなかこれも恥ずかしいものがあった。
「ほらほら〜 間違いじゃないでしょ? 私はリュウキ君にとって
義姉
(
おねえ
)
ちゃんなんだからさ〜」
「ま、間違いじゃない事はオレも解ってるよ。……でも、なんで今更って思っただけで。そ、それにレイナからも……」
「そりゃあね。レイからは生まれた時から〜っていうのは言い過ぎかもだけど、物心ついた頃から呼び方は変わってないかな? でも、私はリュウキ君に呼んでもらいたいな〜 って思ってね。今から一度だけ、言うからね。これ以上蒸し返す事はないから一度だけ。……さっきのリュウキ君。すごく可愛かったから。誉め言葉にならない、っていうのは判るけど、凄くしっかりしてて、頼りになって、いつも助けてくれる。そんな完璧超人! な義弟くんがさ。……年相応の笑顔と言い方をしてて、何だか私も嬉しくなって―――ね?」
「ぅ………」
リュウキは口ごもる。
その姿も非常に可愛らしいものがある。そして何より アスナの妹――レイナに似ている所がある。恥ずかしそうにする所なんか特に。こちら側は似た者夫婦だという事だ。
「それでどうかな? もー これ以上は何も言わないし、何も要求しないって誓うよ。今日の事は私の胸の中だけに留めておくから」
「っっ〜〜〜」
リュウキは顔を赤く染めつつ、……そして意を決した。 そこまで!? って思うかもしれないが、頑張っているのだ。すぅ〜と息を吸い込み、吐いて、を二度三度と繰り返して。
「あ、あすな………」
息切れがなぜかしてしまう。まるで現実世界で全力疾走をしているかの様だった。しかもゴールが中々見えない届かない。
リュウキは、ひーひー、と思いながらも、何とか言葉を繋げた。
「あ、あすな……お、おねえ、ちゃん……?」
この瞬間、電撃のようなものをアスナは感じた。
「………はぅっ ///(こ、これは 想像以上に………っ)」
感じたのと同時に、言葉が出ない。どうやら、感動しすぎて声にならない様子だった。
それも そこまで思うか!? って思うかもしれないが、思うのである。超ド級のレア度だから。ほんのついさっきの事。今後要求しない、と宣言した事。それを あっと言う間に後悔するなんてこれまた初めてだった。
「う、うん! おねえちゃんだよ! おねえちゃんも、何でも言う事聞いてあげるからね〜〜///」
「わぷっ、あ、あすっ や、やりす………ッッ!!」
感慨極まって、感動に胸を躍らせて、アスナは思わずリュウキに抱きついた。
そして、その後の出来事。……これはもうお約束かもしれない。
本日、今この瞬間に来訪者があった。新たな来訪者が。
リュウキの目の前に
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