第二章
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「君が前に話してくれたね」
「スモークサーモンもだね」
「作ったからね」
だからだというのです。
「そっちも食べてくれるかな」
「本当に作るとはね」
「どうかな」
「やっぱりね、生きものもチャレンジ精神を忘れたらね」
「よくないっていうんだね」
「そうだよ。実は私もね」
「いつもチャレンジをしているんだ」
「うちのかみさんに背中を押されていや叩かれてね」
そうしてというのです。
「何でもやってみろってね」
「言われてなんだ」
「そう、やっているんだ」
色々とはじめてのことに対してというのです。
「そんなのじゃ日本や中国やアメリカの狐に負けるってね」
「そんなことを言われてるんだ」
「かみさんにね、このかみさんが怖くてね」
実は狐どんは恐妻家みたいです、言葉にそうしたものも出ていました。
「それでね」
「だからだね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのです。
「いつもチャレンジをしているから」
「僕にも言ったんだ」
「そう、だからね」
それ故にというのです。
「まだ私は穏やかに言うからね」
「だからいいのかな」
「うちのかみさんは動かないと怒るからね」
「ううん、怖いんだね奥さんが」
「何かとだよ、しかし私が言ってくれて作ってくれるとは」
狐どんはダッチェスがテーブルの上にお酒も燻製もどんどん出していくのを見つつさらに言うのでした、狐どんも手伝おうとしましたがお客さんと言うことで止められて今は席に座っています。
「嬉しいよ、ではその燻製達を食べて」
「スモークサーモンもね」
「食べようね」
二人でお話をしてでした、そのうえで。
二人は乾杯をしてエールを飲みました、それからです。
狐どんが作ってはどうかと言ったレバーや血を中に入れたソーセージそしてスモークサーモンを食べてです、二匹で言いました。
「美味しいね」
「そうだね、上手に出来てるよ」
「いや、言われてはじめて作ったけれど」
そうした自分がはじめて作った燻製達を食べつつ言うダッチェスだった。
「成功、美味しいよ」
「うん、何よりだね」
「全くだね、はじめて作ったけれど」
「いやいや、まずはじめてみた」
「このことが一番大事なんだね」
「そうだよ、そして美味しいなら」
それならと言いつつです、さらに食べつつ言う狐どんでした。
「最高じゃないか、じゃあ今日は私もいいものを持って来たし」
「何かな」
「私がはじめて作ったバウンドケーキだよ、デザートに食べよう」
「狐どんバウンドケーキを作れるのかい」
「そのかみさんに言われて作ったんだよ、それを最後に食べよう」
「そうだね、じゃあね」
「今は君がはじめて作ってくれた燻製も楽しむよ」
これまで作ったことのある燻製達に
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