暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
最終章 決着編
第54話『大変!新たな魔法使いなの』
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
─それは、平凡な高校一年、凪風雅に訪れた小さな出会い。失ったのは自分の世界。手にしたものは希望の力。でも、その力は悲しい瞳をした少女に奪われた。だから取り戻す!その力も、少女の心も!仮面ライダーディロード、始まります─


雅がフェイト達と通信をしていた頃、赤い瞳の少女は集めた二つのジュエルシードとディロードライバー、そして土産のお菓子を持ち、魔方陣を展開していた。
「フェイト、本当に行くのかい?」
橙色の狼が少女─フェイトに質問する。
「うん、それにこのロストロギアについても報告しないといけないし。」
「だけど、またフェイトが酷い目に遭うのは見ていられないよ。」
「そんなことないよ。母さんは少し言葉が下手なだけだから。」
「だといいけれど。」
「それより行くよ、アルフ。」
フェイトに言われ、その狼─アルフは頷く。
「開け、いざないの扉。時の庭園、テスタロッサの主のもとへ」
フェイトは術者と対象を特定の地点へ転移させる儀式魔法を使い生まれ故郷へ向かう。

「ジュエルシード、シリアル]U、封印!」
雅は封印魔法を発動し、新たにジュエルシードを回収する。
「高町さん、大丈夫ですか?」
雅は暴走していたジュエルシードの攻撃を受けて倒れていたなのはに手を伸ばす。
「そう言えば、今日もあの子来なかったですね。」
立ち上がりながらなのはは雅に言う。
「そうですね。ですが、ユーノさんのジュエルシードを回収するのに、邪魔が入らないのは助かりますね。」
雅とユーノは結界を解除する。

「あの時、こんな会話があったんだ…」
フェイトは雅となのはの会話を聞いて呟く。
「その頃フェイトちゃんはどこにいたの?」
圭一はフェイトに質問する。
「母さんの、所…」
フェイトは言葉が詰まるように返す。
「どうしたの?」
『フェイトにとって、母親のことはまだ整理がついていない。無理も無い。あの現実は、子供には辛すぎる。』
なのは達と別れた雅は通信で会話をする。
「それって、やっぱりその事件と関係が?」
『無い、と言えば嘘になるけど、百点とも言えない。フェイトがなのはに敗れて時空管理局に連行された時に、真実を知ることになると思う。フェイト、その時は通信は遮断しておく方がいい?』
圭一と話していた雅はフェイトに質問する。
「ううん、きっと圭一達も、真実を受け止めてくれると信じている。だから大丈夫だよ。それに、今の私は…」
『強いから、かな?』
「うん!」
『そうか。それならそろそろ通信を切る。確か、じきに時空管理局が動き出す。もしもの時を考えて、今日はこれまでだ。』
「頑張ってね。」
『ああ。』
雅は連絡を終わらせる。

「最近、ロストロギア関連の事件が舞い込んで来たって?」
「うん、それで反応としては五つ。
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ