暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
最終章 決着編
第54話『大変!新たな魔法使いなの』
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う!」
クロノは話すがフェイトは離れ、転移しようとする。その時、
「忘れ物だ!」
雅はフェイトに掛けてもらったマントを投げわたす。
「しっかりクリーニングはしてある。」
「ありがとう。」
フェイトはそう言うと、アルフとともに去る。
「君たちも、事件の重要参考人として来てもらうよ!」
クロノはなのは達を見ながら言い、なのは達は頷き時空管理局のアースラに向かった。

「君も、そろそろ元の姿に戻ってもいいんじゃないのか?」
クロノはユーノに言う。
「わかった。」
ユーノはそう言うと、薄緑の魔力光を光らせ少年の姿になる。
「えっ、えぇぇぇ〜!?」
ユーノの姿を見てなのはは驚く。
「驚かせてごめん。こっちが僕の本当の姿。向こうは魔力が足りない時や、探索の時に使っているんだ。」
ユーノは驚く。
「君は驚かないんだな。」
クロノは雅に話す。
「あれより凄い敵と何度も戦っているので。」
「そうか。ところで、君の出身世界は?」
クロノは更に雅に質問する。
「えっ、雅さんって地球人じゃないんですか?」
なのはは疑問を口にする。
「そう。僕は地球人、当然地球出身。だけど、それだけだと百点ではないよ。僕は地球は地球でも、多次元世界の地球出身なんだよ。」
雅はなのはに説明する。
「そう言うことか。あの逃げた容疑者からも、僕たちの次元とは異なるエネルギーが観測された。君が関連しているのか。」
「はい。彼女との最初の交戦の際、僕が元々所持していた武装を彼女に奪われました。」
「なるほど。だから君たちは共闘していたのか。スクライアの方で紛失したジュエルシードの回収、それから自身の所有物の奪還で意見が一致して。」
「僕の方はそれで間違っていません。」
雅は認める。
「こっちは、単に協力者が欲しかったんだ。」
ユーノは概ね認める。
「さて、これからジュエルシード事件の対策室に入る。言葉は選ぶように。」
クロノに誘導されて対策室に入ると、緑の髪の女性が和のような空間で日本式のお茶を淹れていた。
「艦長、何をしているのですか。」
「あら、客人をもてなす準備だけど。あなた達の世界ではこれで問題ないかしら、高町なのはさん、それに凪風雅さん?」
アースラの艦長にしてクロノの母親、リンディは質問する。
「一つだけ間違いが。淹れた茶にシュガーとポーションミルクを入れるのは欧州式の紅茶で和式の緑茶には使いません。」
「雅、言葉を選ぶように言ったはずだ。」
「クロノ執務官、相手の国の文化を間違えるのは無礼に当たります。時にはそれが原因で諍いが起きるの。だから文化を間違えている場合は指摘してもらう方がいいわ。それで雅さんになのはさん、ユーノ君にお願いなんだけど、私たちの対策本部に入っていただけないかしら?」
リンディは質問する。

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