暁 〜小説投稿サイト〜
ロキを愛する冒険者がいるのは間違っているだろうか
閑話 その時ロキは
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ーロー」

ロキの合図に合わせて、二人の男神はそのセンスを神々に披露したのだった。


☆☆

デュオニュソスとヘルメスの
案が出たことで、神会は白熱した。
僅か14歳の少年に英雄の名を
まがりなりにも与える事に反対意見は出なかった。
この場にいる神達はその片鱗を
何度も見せられたからだ。
あるものは戦争遊戯で、あるものは
オラリオに現れたブラックライノスの亜種との死闘で、あるものは
リヴィラの町防衛戦で、それぞれ
時と場所は違えど見せられていた。
ただ若干約一名朱髪の女神は
ウチの『勇者を差し置いて英雄やと
』と文句を言ったが、他の代案を出せるわけでもなく、他の神々が
納得してしまったため、覆すことはかなわなかった。

(くぅ……次の神会では見とけよドチビ、次の神会の前にはレフィーヤはレベル4にフィンはレベル7になって迎えたる。
その時は二代目九魔姫と、勇者王の二つ名をレフィーヤたんとフィンにつけるんやぁ)と心の中でロキは
誓うのだった。
もしか彼女の眷族である、当人達が聞いていたら全力で拒否していたのは言うまでもない。
ロキの葛藤を他所に、会議は進行していった。
最終的にリトル、未完という名は
脱却したのに、再びつけるのは違のではという、寡黙なゴブニュの
珍しい発言により、デュオニュソスが未完という名は今の彼にはふさわしくないなと、ゴブニュの意見に納得し、ヘルメスの案を良しとし、
他のデュオニュソスの案を押していた神々も折れて、オラリオ最年少第一級冒険者の二つ名はラビットヒーロー、白兎の英雄に決定し、こうして異例の神会は幕を閉じたのだった。


「酒や??酒ぇーとにかく高い酒持ってこい」 

神会から帰ってきたロキが、ホームにガネーシャを連れて、やけ酒に
付き合わせたのは、言うまでもない。










 



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ