暁 〜小説投稿サイト〜
ロキを愛する冒険者がいるのは間違っているだろうか
閑話 その時ロキは
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


「はぁー最悪や??」

朱髪の女神は盛大なため息を吐いた。
飛翔がドノバンと入団交渉をしている同じ頃、神会に参加していたロキは超不機嫌だった。
ここまで楽しくない神会など今までなかった。
ゼウスとヘラファミリアが幅を効かせていたときも、こんなデナトゥスはなかった。
ロキがこれほどまでに不機嫌なのは

「おやおやため息だなんて、幸せが逃げてしまうよロキ君」

「じゃかましい。
その変な口調をやめぇやドチビ??」

満面の幸せ一杯の笑みを浮かべているヘスティアが原因だった。

ここはオラリオが誇る五十階建ての摩天楼施設バベルの30階、神会を
行う会場である。
この広大な荘厳さ溢れる大部屋で
オラリオにいるレベル2以上の
眷族を持つ神々が3ヶ月に一回
開催される神会を現在行っている。
議題は次々と消化され、現在の議題はこのデナトゥスの最大の議題
新たにランクアップした眷族達の
二つ名の命名について、その命名も残すは後一人だけ。
その最後の一人が

「さあロキ君もため息、何かやめて
ぼ??く!!のベル君の新たな二つ名を決めようじゃないか。
レベル5にランクアップした、僕の、僕のベル君のぉー」

レベル5にランクアップした、ヘスティアファミリア団長のベル・クラネルだった。


ベルクラネル
それは、このオラリオで若くして名を馳せている少年。
たった一人の眷族しかいない弱小ファミリアの団員でしかなかった
兎を思わせる少年だったが、レベル1でのミノタウロス単独撃破を始め、リヴィラの町でゴライオス撃破アポロンファミリアとの戦争遊戯
と数々の修羅場を超え、この度に
異常な速度で成長し、次々とランクアップを果たし、そしてついに今回

(ダンジョン深層から手負いのエルフとたった二人で生還、及び破壊神
ジャガーノートの討伐って、あーたんのファミリアを全滅させた
化け物をたった一人で……戦争遊戯の時レベル2とは思えんほど強いとは思っとったが、恩恵貰って1年もせんうちにレベル5第一級冒険者とは……)
ロキは自分に配られたベルの資料を
確認する。

「うむレベル5とは……新たな第一級の冒険者の誕生を喜ぶべきなのだろうが」

ロキと同じく資料を見ていた、顔の上半分を象の仮面で覆っている
神ガネーシャが見ていた資料の内容を見て唸る。

「うふふっ、もうレベル5だなんて
ヘスティアの子は凄いのね」

「まぁね。今はまだフレイヤ
君の子には敵わないだろうけど
それも今だけの話さ」

美神フレイヤの称賛を円卓の上に乗ってブイサインで
答えるヘスティア。

「ちょっとヘスティア!嬉しいのはわかるけど、行儀が悪いわよ」

「そうや。ファイたんのいう通りや」

円卓
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ