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カブソ
第一章
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葵のその言葉に頷いた。
「吉本の人材が凄かったわね」
「本当にね」
「何かお父さんが言うには」
 麻友は今度は父の名前を出してだ、腕を組んで考える顔になって話した。二人で蟹や河豚やくいだおれ親父の前を歩きながら。
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