暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
最終章 決着編
第53話『衝撃!?もう一人の魔法少女と謎の少年なの』
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のはは少女に声をかけるが、
「ごめんね…」
そう呟くとバインドをかけ、フォトンランサーを放ちなのはを気絶させてしまう。

「フェイトちゃん、凄い強いんだ…」
フェイトと雅の戦闘を見て圭一達は驚いていた。
「でも、あれは本当の強さじゃない。本当に強いのは、誰かを思いやって戦える、人を守れる強さ。私より、なのはや雅の方が、ずっと強いよ。」
フェイトは圭一に話す。

「………ん」
雅は目を覚ます。
「そうか、これはフェイトがかけてくれたのか…」
雅は自分にかけてあった少女のマントを見る。
「そうだ!?忘れていた!」
雅は思い出す。鬼戦士が戦闘中に意識を消失した場合、衣服の回収が行われずに変身が強制解除されることを。すなわち、今の雅は少女のマント以外一切の布を纏っていない全裸である。
「さて、辺りは暗いし、街灯も少ない。今のうちにここでの拠点に向かおう。」
雅は人通りの無い道を選び、事前に用意したアパートの一室へ向かう。
「予定通り、フェイトにディロードライバーを奪われた。」
『雅さん、予定通りってどういうことですか?』
「ここでフェイトにディロードライバーを奪われないと、僕とフェイトに接点が生まれない。これでようやく、僕はこの事件に参加出来るんだ。今の時点だと、ジュエルシードを一つも持っていないからね。」
『それで、雅はこれからどう動くんだっけ?』
「ああ、明日から少しの間聖祥大付属小の教育実習生として行動する。だから、こっちの行動は少し制限されるけど、我慢してくれ。」
雅は練習を終わらせて眠る。

翌日、なのはは驚く。なぜなら、昨日いた少年が学校の中で目の前にいたからだ。
「今日からしばらくの間教育実習生として皆さんにお勉強を教える凪風雅先生です。」
「皆さん初めまして、凪風雅です。今日から少しの間ですが、このクラスの一員として皆さんに勉強を教えさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。」
雅は礼をする。
驚かせてごめんなさい。僕もまさか君のクラスに赴任することになると思わなかったんだ。
本当にびっくりです。今日くる実習生の人が雅さんだと思いませんでしたよ!
雅となのはは思念通話で会話する。
僕もあの子に大切な武装を奪われて、取り戻さないといけない。高町さん達はあのジュエルシードってオーパーツを集めないといけない。僕達の利害は一致している。協力出来ないかな?
私でよければ、お手伝いします。
雅となのはは結託する。

「ここにジュエルシードがある。」
雅は事前に使っていた探索魔法で人気の無い場所に未覚醒のジュエルシードが落ちていた。
「なのは、お願い。」
なのはに協力を求めたミッドチルダのフェレット、ユーノがなのはに頼む。
「うん!レイジングハート、お願い!」

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