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前世の知識があるベル君が竜具で頑張る話
りわーど
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た。

「おいベル、ここでへたれたら男が廃るぞ?
こんな据え膳他にな…ぁがっ!?」

ゴン! とリヴェリアの杖がベートの頭を捉えた。

「ベート」

「そんなポンポン叩くなババァ! ったくよぉ…」

ベートは頭をさすりながら続けた。

「英雄になりてぇんだろ? 英雄色をこのっぶねっ!?」

再び振り下ろされた杖は、ベートの手に止められた。

「はぁ……。アイズ」

「なに? リヴェリア?」

「明日はフィリア祭だ。ベルとデートしろ」

「でっ!?」

「でーと?」

「ああ、一緒に廻ってやれ」

「そんな事でいいの?」

アイズがベルに問う。

「は、はい! 十分すぎるくらいですっ!」

こうしてモンスターフィリアは、史実から解離して行く。

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