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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第69話:喫茶店・MITSUBACHI
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強いぞあいつ」
ガードロモン達を一方的にボコボコにしてたし、成熟期にしては規格外の強さだろう。
「あれー?大輔達!?ヤッホー」
チャックモンが店の近くまでいた大輔達に気付いて手を振ってくる。
「やだー!!何あのユキダルモンのミニチュアみたいなデジモン。滅茶苦茶可愛いんだけど!?」
「あいつはチャックモン。あいつも古代種だ。成熟期だけど完全体並みに強いぞ。」
「チャックモンもハニービーモンもダークマスターズとの戦いで生き延びた猛者なんだ」
ブイモンとワームモンが説明すると、京は疑問符を浮かべまくる。
「ダークマスターズ?何それ?」
「そういや、京と伊織には詳しいこと話してなかったな」
「そうだね、ゆっくり出来そうだし丁度良いかもね」
チャックモンに案内され、裏口からハニービーモン達の休憩室に入れられた。
しばらくしてMITSUBACHIの店主のハニービーモンが全員分のパンケーキと珈琲を持って来てくれた。
ご丁寧に追加の蜂蜜とホットミルクも持って。
「久しぶりだねハニービーモン。儲かってるみたいじゃないか」
「おう、兄貴。久しぶりです」
「いやーん、この子も滅茶苦茶可愛い!!口調と見た目のギャップがたまんなーい!!」
嬉々としてハニービーモンに触りまくる京を賢は苦笑しながら見つめる。
実際チャックモンもハニービーモンも可愛い系統のデジモンだから女の子に受けるのは当然か。
「兄貴、この女は?」
「この人は井ノ上京さん。同じ選ばれし子供の仲間さ」
「仲間ですか、兄貴と仲良さそうだからてっきり兄貴の嫁さんかと」
「え?」
「へ…?いやーんもう!!嫁さんって!!この子ったらもう!!」
照れながらバシバシとハニービーモンの背中を叩く京。
因みにハニービーモンの頭部の針は強力な麻痺毒針だと聞いているので大丈夫だろう。
「まあ、とにかく熱々のうちに食ってくれや。厳選した蜂蜜とバターのソースとふわふわサクサクのパンケーキのハーモニーに酔いしれろ」
【頂きます。…う、美味い!!】
「締めは蜂蜜を使ったアイスクリームだ。食え」
【これもまた美味い!!】
パンケーキとアイスクリーム、珈琲を平らげる大輔達。
「あの、ご馳走になっちゃったけど私達お金…」
「金は良いぜ姐さん。デジタルワールドのために体張ってくれてんだからこれくらいは安いもんさ」
「やだ、可愛いのに男前」
「すみませーん」
「お?またお客さんだ。しまった、休憩中の札を出すの忘れてたぜ。へーい」
ハニービーモンが客の対応に向かう。
「なあ、ヒカリちゃん。今の声…」
「うん、もしかしなくても」
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