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ロキを愛する冒険者がいるのは間違っているだろうか
一話日下飛翔ルーガー
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てもらう。
それがしは日下飛翔ルーガーと言う者。
ラキア王国出身で、ロキファミリアに入団するためにオラリオにやって来ました」

深々と頭を下げながら、日下は
クルスに自己紹介をする。

「うちに入団ですか?」

「左様、以前所属していたファミリアの主神様からロキ様に紹介状を
渡されている」

クルスに懐から取り出した、スサノオからのロキ宛ての紹介状を手渡す。
手渡たされた紹介状をクルスは困った顔をしながら受けとる。
上等な紙を使ったその紹介状は
神聖文字で書かれていたので
クルスには読めない。

「うーんご丁寧にどうも。
だが俺には入団を認める権限はないんだ。
それに今ウチのファミリアは
重要な案件に取りかかっていてなぁ。
主なメンバーは全てダイダロス通りに行って留守なのだ。
ロキも神会に出ていて居ないし


「そうですか。
  ロキ様もお留守と」

クルスからロキも居ないと聞き、
日下はショックを受ける。

(うーん簡単に会えるとは思わなかったが、まさかホームに居られないとは) 

「はい。そう言う訳なので
後日改めて来てもらいたいのです。
といってもウチは現在新入団員を募集してはいないので、入団出来るとは俺の口からは言えないですが」

クルスは申し訳なさそうに言いながら、頭を下げる。

「わかりました。
では改めて後日…」

「クルス何をしている?」

二人が話ていると、一人のドワーフが門前にやって来た。
館の方から来たところから、彼も
ロキファリアの団員なのだろう。
ごつい筋肉に長いコートにジーパンを履いている。
その手には酒瓶が握られており、 赤ら顔をしている事から、ドワーフの男は飲酒していたようだ。

「ドノバンさん」
名前を呼ばれたクルスは、自分の名前を呼んだ、ドワーフの男の名前を呼ぶ。

「ラクタとナルヴィとお前の3人は確か団長から人工迷宮攻略の
援軍に呼ばれたはずだろう?」

「はいそうなのですが……
実はこちらの日下さんがウチのファミリアに入団したいと」

クルスが後から来たドノバンに
日下の方を手の平で差す。

「入団希望だぁ
この闇派閥の残党共との抗争で
忙しい時に?」

ドノバンと呼ばれたドワーフは
日下の方を鋭い目で見る。

「初めまして日下飛翔ルーガーと申します。
 ロキファミリア入団したくて
まかりこしました」
ドノバンの方を向いて日下はお辞儀をする。

「入団希望ねぇ」
左手に持った酒瓶から酒を飲みながら、ドノバンは値踏みするような目で日下を見る。
「はい。レベル2で以前はスサノオファミリアというファミリアに所属していたそうです。
それと主神であった神スサノオから紹介状を
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