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ロキを愛する冒険者がいるのは間違っているだろうか
一話日下飛翔ルーガー
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でやり取りするとロキにばれるからなぁ。
すまんが住んでる所を教えてくれねぇか、こっちから遣いの者を送らせてもらう」

「わかりました。
そのときにお金を渡せばいいのですね」

「そうだ。
とりあえず14日目に遣いの者を
送るつもりだが、もしそれより早く金の都合がつくと言うのなら
モルドーって冒険者がいる。
そいつにドノバンと連絡を取りたいと言ったら、わしと連絡が取れるようにしとくまた、わしからの遣いも、そのモルドーが担当する」

ドノバンは、モルドーのファミリアのホームとモルドーの写真と 後
ロキファミリアのエンブレムの入ったナイフを渡す。

「モルドーに会ったらそれを見せればいい。
ただし、まだ正式な団員ではないからそれ以外の用途には使わないでくれよ。
他人に見せるのもなしだ」

「わかりもうした」

飛翔はドノバンの説明をうんうんと頷いて聞く。

「色々と手間が掛かってすまんなぁ。
でもいくら入団希望者とはいえ、
野良冒険者に無心したとなると
ガレスさんの名声に傷がついちまうんでなぁ。
ロキにも内緒にしないといけないし
事は慎重に運ばないといけないんだ」

申し訳なさそうに、手を合わせて
ドノバンは詫びる。

(五千万ヴァリスを騙しとるんだ
慎重にいかないとなぁ)

それからドノバンは細部のすりあわせをする。
飛翔を信用させるため、自分の名前で領収証を書いてやる。
仮に見つかってもドノバンと飛翔の個人的な金銭のやり取りとごまかすためだ。
次に飛翔の住所を聞き、念のために地図も書いてもらう。

(まぁバレそうになったら、絞れるだけしぼって、腕前の最終確認とか言ってダンジョンで始末すれば
いいしなぁ)

ドノバンは地図を一生懸命書いている飛翔を見下ろしながら、とりあえず四百万ヴァリスでカジノで遊べるなと思った。

「住んでいるのは、都市北西部第7区にある集合住宅かまた随分と辺鄙(へんぴ)なところに住んでるんだな」

「まだ契約しただけで、  
入居はまだですが」
飛翔は恥ずかしそうにしながら
言う。

「まぁ、五千万ヴァリス寄付すれば、幹部としてこの黄昏の館に住めるまでの仮住まいだし、安さが一番だな」

「1日でも早く、入団出来るように頑張ります」

飛翔は強い意思を込めて宣言する。

「そうかい。
じゃあこの四百万ヴァリスと紹介状はガレスさんに渡しておくぞ」

「お願い致します後、1つお願いがあります」 
頭を飛翔は深々と下げる。

「何だ言ってみろ」

「それがしが入団した後は、寄付金を集めた事はロキ様を始め、他の団員の方には秘密にしていただきたい」

「何故だ?」

「金でロキ様が喜ぶのは構いませんが、それでロキ
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