暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百五十五話
[1/5]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
阿良々木家……の暦さんの部屋。
「なぁ、一夏君」
入ってきた火燐さんが怪訝な顔をする。
「何? 火燐さん?」
「アタシは君に『気功を教えて欲しい』って言ったよな?」
「そうだね」
「なんで兄ちゃんと弾君が居るんだ?」
ベッドの上で暦さんと弾がポーカーをしている。
「ちょうどいいからね。二人にも教えとこうかと思ったんだ」
「いいのか? アタシはともかく二人は……」
ああ、武術を知らないって言いたいのか。
「大丈夫。気功の本質は健康増進だから。
いや、もっといえば神話の時代への原点回帰かな?」
「どういう意味だ?」
弾と暦さんの札を伏せさせ、火燐さんを暦さんの勉強机の椅子に座らせる。
「お、ようやくか?」
「三人ともよく聞いて?」
三人を見回し、続ける。
「気功は筋力の急激な増加をもたらす。
でもそれは人間が本来持っている力だ。
だから少しやり方を教えれば六歳児でも使えるようになる」
「一夏君? まさか君の妹たちにも教えたのか?」
暦さんが驚いた顔をしている。
「やー……なんつーか…箒が勝手に教えててさ…。
中途半端が一番ダメだと思って俺もおしえたんだよね…」
「「「…………」」」
「まぁ、それは置いとくとして…インド神話の『ユガ』って聞いた事ある?」
三人が首を振る。
まぁ、普通知らんわな。
「インド神話で繁栄と破滅のサイクルの区切りを表す言葉なんだ。
サティヤ・ユガ。トレーター・ユガ。
ドヴァーパラ・ユガ。カリ・ユガ。
この四つに別れていて、最も栄えていたサティヤ・ユガの時代には人間の身長は9.5メートル、寿命は400年あったらしい」
「9.5!? 学校並に大きいじゃねーか!?」
「うーん…まぁ、流石に多少盛ってるだろうけどさ、神話って全部元ネタがあるはずなんだ」
そこで俺はこう考えた。
「遥か昔、神々の恩寵と自然の力が大地に満ちていた神話の時代。
人々は誰に教わる訳でもなく当たり前のように気功を使っていた…。
そういう仮説が成り立つんだ」
「へぇ…面白い仮説だな…。僕も少し興味が出てきたよ」
あんた理系だろうが。
「つー訳で、今からやるけどいい?」
「アタシはいつでもいいぜ」
さて、じゃぁ先ずは火燐さんからかな。
火燐さんの前に立って両手を差し出す。
「手、握って」
「応」
火燐さんの手を握ると微かなサイオンの揺らぎを感じた。
サイオンで体に命令を下せる人間…一握りの才能あるアスリートの証拠だ。
「今から俺の気功を火燐さんの中に流して加速させる。
感覚は直ぐに掴めると思うから、それを維持して。その内自
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ