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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百五十四話
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ゃぅみゃぅ……すーはー…」

「おいバカ何処を嗅いでいる」

箒が一夏の後ろ襟を猫のように摘まむ。

ぷらーんと宙に浮く一夏。

「後で好きなだけ嗅いでいいから、往来ではやるな」

「みゃう」

「「嗅ぐのはいいのかよ!?」」

「私も一夏も式神を憑けるせいでどうも匂いフェチ的な所があってな…」

「いやアンタ達の性癖とかどうでもいいのよ」

「私は鈴の匂いは好きだぞ」

「黙りなさい変態」

「なお一夏以外の男の匂いは基本苦手だ」

「え…俺そんなに匂う?」

「いや、五反田は蘭の影響かそういった所は気を付けているようだが…
テニス部連中など最悪だな」

「あー…。あの爽やかイケメン擬き共ね。
見た目芋臭い野球部の方がそういうところ気を使ってるわよね」

「臭い云々以前に俺はアイツら嫌いだぜ。
校内カーストの上位だと思い込んでやがる」

「まぁ、それは置いておくとしてだ…」

箒は片手でぷらーんとしている一夏を見る。

「にゃぅ?」

「少しは自分の容姿を認識して欲しい物だな…」













side in

「あっるぇー? 気づいたら家のソファーの上なんだけど?」

マジで気づいたらソファーの上だ。

正確にはソファーの上の妹の膝の上だ。

「五反田に顎を撫でられて猫になっていたようだぞ」

テーブルを挟んで正面に座る箒がニヤニヤとわらっている。

「マジかよ……」

「ねぇ、お兄ちゃん」

「なんだー…猫耳なら出さんぞー」

「えい」

カプッと首に噛みつかれた。

あ……やばい……おちる……


あたまが……くらくら……する……

みゃふぅ……


「お兄ちゃん?」

あ、まどかだー

「にゃにー?」

「お兄ちゃん、しっぽ出して」

しっぽ…? しっぽ……ちぇん…よろしく。

『はいはい』

ちぇんがなかにはいってくる。

ひとつになって、とけていく。

ちぇんがおれをおおって、かたちになる。

みみと、しっぽができた。

さわられたら、とってもきもちい。

「みゃー。にゃー」

「ありがとう、お兄ちゃん」

まどかがしっぽをすりすりしてくれる。

ふわっとして、きもちい…。

くるっ、てからだをまわされた。

まどかがちゅーしてくれた。

まえよりもずっとずっとじょうずになっている。

おれもまけないように、したをからめる。

ふわふわして、ねむたくなる。

「にゃー…」

「お兄ちゃん、きもちい?」

ふにふにってみみをさわられた。

「みゃー」

「そう。よかった…」
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